創業320年の老舗大豆問屋が新たに展開する健康志向のレトルト食品

創業320年の老舗が提案する新しい食文化

愛知県豊橋市に本社を構える株式会社ヤマサンは、1703年の創業以来、地域に根差した食文化の発展に貢献してきました。今回、同社が新たに展開するのは、まるごと大豆と豊富な野菜をたっぷり使用したレトルト食品のシリーズです。特に注目すべきは、「まるごと大豆と野菜のポークカレー」と「まるごと大豆と赤味噌の特製ボロネーゼ」で、2025年11月4日より販売開始されます。

健康を意識した新商品

現代の忙しいライフスタイルに合わせて、手軽に栄養を摂れる食品が求められています。本商品は、1食で厚生労働省が推奨する1日の野菜摂取目標量の約1/3にあたる120g以上の野菜を含んでいます。さらに、国産の大豆を惜しみなく使用しており、栄養バランスにも優れています。忙しい日常の中でも、健康を意識した食事を簡単に取り入れられる点は、多忙な現代人にとって非常に魅力的です。

商品のこだわり

株式会社ヤマサンのレトルト食品は、化学調味料や合成着色料を一切使用せず、素材本来の味を生かしています。大豆と赤味噌の組み合わせなど、独自のレシピによって、優しい味わいを実現しました。これにより、子供から大人まで安心して食べられる食品として、多くの家庭に迎え入れられるでしょう。

また、常温保存が可能で、電子レンジで温めるだけの便利さも兼ね備えています。忙しいテレワーカーや一人暮らしの方々にとって、簡単に栄養を摂れるメリットは大きいです。

大豆産業の現状と課題

2024年に入り、豆腐業界は厳しい状況に見舞われています。中小の豆腐メーカーの廃業が相次ぎ、豆腐離れの現象が続く中、国産大豆の価値を再認識し、その新しい利用法を模索することが求められています。ヤマサンは、伝統的な大豆の使用方法から脱却し、新しい価値を提案することに挑戦しています。

開発の背景と意義

本商品の開発に取り組んだのは、入社僅か3年目の若手社員たちです。彼女たちは、自身の生活や家族のニーズをもとに、忙しい日常に寄り添う食品作りを目指しました。特に、家庭の食卓を支える存在として、質の高い大豆をより多くの人に届けたいという情熱が込められています。

最終的に、この取り組みが広がっていくことで、豆腐をはじめとする大豆食品の市場が活性化し、国内の大豆農家への支援となることを目指しています。