園児の絵をNFTに
2025-03-17 15:00:47

園児が描いた絵をNFTで未来に残す新しい試み

園児が描いた絵をNFTで未来に残す新しい試み



名古屋市に本社を構える名古屋鉄道グループの株式会社名鉄未来クリエイツは、運営するバイリンガル幼児園が2025年3月卒園する園児を対象に、特別なイベント「園児の描いた絵をNFTで残そう!」を実施します。このプロジェクトは、園児たちが描いた絵をデジタル化し、ブロックチェーン技術を使ったNFTとして保存するものです。園児たちが描いた絵は、彼らの成長と共に失われることが多いですが、デジタルデータとしての保存が可能になることで、物理的な劣化や紛失のリスクを回避することができます。

NFT化の目的と意義


この企画の目的は、単に思い出を残すだけではありません。「この世に一つだけ」の絵をデジタルデータとして保存し、複製できない形で提供することで、園児たちにデジタル技術やブロックチェーンに対する理解を深めてもらうことを目指しています。NFTは非代替性トークンとして知られ、独自性と希少性を持ち、将来的には子供たちが生成するデジタルアートにも触れる機会を作ることが期待されます。

参加施設と対象者


このプロジェクトは、名古屋市名東区に位置する「Kids Duo International名鉄星ヶ丘」と、愛知県刈谷市の「i Kids Star名鉄刈谷」という2つの幼児園で行われます。対象となるのは2025年3月に卒園予定の計8名の園児です。

企画の流れ


このイベントの流れは以下の通りです。
1. 絵を描いてもらう: 園児たちに画用紙に思い思いの絵を描いてもらいます。
2. デジタル化: 描かれた絵をデジタルデータに変換し、動きを加えてNFT化します。これにより、元の絵と同様に「この世にたった一つ」のデジタルアートとして保存されます。
3. 展覧会の実施: 完成したデジタルアートは特設WEBサイト上で展示され、保護者だけでなく一般の方もアクセスし、鑑賞することができます。
4. 作品返却: 展覧が終了した後、デジタルアートは保護者に返却され、家庭でも鑑賞を楽しむことができます。
5. デジタル分野への興味促進: 自分や他の園児の描いた絵をWEB上で観賞する体験を通じて、子どもたちがデジタル分野に対する関心を持つことが期待されます。

NFTとは


NFTとは、Non-Fungible Tokenの略で、ブロックチェーン上に固有のIDを持つデジタル資産のことです。これにより唯一無二のデータを保護することができ、一般的にはデジタルアートのほか音楽やゲーム内アイテムなどもNFTとして流通しています。NFTは所有権や取引履歴を記録することで、改ざんが不可能なデータとなり、その独自性や希少性により、価値を高めることが可能となります。

この新しい試みを通じて、名鉄未来クリエイツは、園児たちの想像力と将来のデジタル社会への適応力を育むことを期待しています。


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