みなかみの森を守る
2025-04-21 13:43:38

スターバックスがみなかみ町と連携し森林保全に挑む新たなプロジェクト

スターバックスとみなかみ町の新たな連携



2025年4月21日、スターバックス コーヒー ジャパン株式会社と群馬県みなかみ町は、「利根川源流から始める豊かな森林と人を育む連携協定」を締結しました。この協定は、地域の森林資源を活用し、持続可能な社会を築くためのものです。特に注目されるのは、気候変動への対策や生物多様性の保全に貢献することを目的としています。

森林問題とスターバックスのアプローチ



日本は国土の約70%が森林に覆われていますが、木材需要の減少により多くの里山が荒廃しています。この荒廃は、生物多様性を損ない、水源の涵養機能を低下させ、地球温暖化にも影響を及ぼしています。これらの問題を解決するために、スターバックスは地域社会において重要な役割を担っています。

スターバックスは、日本での初出店以来、地域の文化や環境を大切にした店舗づくりを行っています。今回の協定は、関東圏の水源となる利根川の源流部に位置するみなかみ町との結びつきを強化し、互いの資源を生かすことを目的としています。みなかみ町は環境先進自治体として、地域住民が主体となった森林整備や自伐型林業などの取り組みを進めています。

新プロジェクトの具体的な取り組み



この協定により、今後以下のような具体的な取り組みが進められます。

1. 間伐材の活用: 源流域の森林から間伐した木を店舗の建材として使用します。特にサイズが合わない木を内装材として活用し、間伐材の新たな使用方法を開拓します。

2. 木材の産地の可視化: 「顔の見える木材活用」を実現するため、間伐材の出所や活用方法を明示します。これにより、店舗を訪れるお客様は、どの森林から木材が来たのかを知ることができ、森とのつながりを具体的に感じられるようになります。

3. CO2吸収の見込み: みなかみ町のサンプル森林をもとに、間伐材使用による1店舗あたりのCO2吸収量を約45t-CO2と見込んでいます。

4. 新たな店舗の設計: 数年以内には、間伐材を利用した店舗の第1号店の開業を目指す計画です。この新店舗は、地域の森林を効果的に活用する場となります。

5. 森林との持続可能な関係の構築: 新店舗の建設にあたっては、適切な間伐を通じて手入れが行き届かない森林から建材を調達する仕組みの構築を目指しています。これにより、森と人とのつながりをより強化します。

未来への第一歩



スターバックスでは、一杯のコーヒーを通じて人々をつなぐことを大事にしてきました。この新たなプロジェクトは、店舗空間を森と人をつなぐ架け橋とし、お客様が「みなかみの森の息吹」を感じながら、木材の由来を学ぶ機会を提供します。「知る、触れる、感じる」という体験を通じて、地域資源の大切さを実感してもらうことを目指しています。

このようにして、スターバックス、みなかみ町、そしてお客様が一体となり、「心豊かな地域創造」を実現するための第一歩を踏み出しています。これからの展開にぜひご期待ください。


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