新たな支援の形、一般社団法人miraiiがハンディキャップ児を応援！

名古屋市瑞穂区にある一般社団法人miraiiは、2025年4月1日から新たにハンディキャップ児への支援を強化することが決定しました。これまでは小児慢性特定疾病児を中心にサポートを行っていましたが、今後は知的障がい児や身体障がい児、さらにはそのきょうだいにまで支援の幅を広げていくことになります。

この決定の背景には、小児慢性特定疾患と障がいの重複が多いことや、ハンディキャップ児のきょうだいが自由に習い事を行えない現実があるといいます。また、現状ではハンディキャップ児ときょうだい児が一緒に参加できる習い事がほとんど存在しないため、miraiiはこの状況を改善するための新たな取り組みを立ち上げました。

その一環として、miraiiは「いるかきょうしつ」という水泳教室を法人内に迎え入れ、障がいを持つ子どもたちとそのきょうだいが平等に水泳を楽しめる場を提供することにしました。水泳教室の指導には、東京2020パラリンピックの競技コーチを務めた高橋良彰氏が参加。彼は、生涯スポーツとしての水泳を楽しむための技術指導だけでなく、自立を促す支援も行います。

「いるかきょうしつ」は名古屋市にあるパロマ瑞穂スポーツパーク、日本ガイシアリーナを拠点に活動しており、現在は様々なクラスを開催しています。土曜日には知的障がい児向けと身体障がい児・難病児・きょうだい児向けのクラスが設けられており、日曜日には未就学児が参加できる「ちびいるか」クラスが用意されています。2025年4月からは新たに名古屋市名東区の障害者スポーツセンターでもプログラムがスタートし、さらに多くの子どもたちが水泳を楽しめる環境が整えられます。

また、年末には特別イベントとしてパロマ瑞穂スポーツパークでのクリスマスプールが開催され、気軽にプールで泳ぎたい障がいを持つ子どもたちへの素敵なクリスマスプレゼントとなりました。このイベントには地域の事業者やボランティアも参加し、子どもたちに水泳の楽しさを伝える機会を提供しました。現在も、事業スポンサーとして多くの企業がサポートしており、子どもたちの成長と笑顔を見守っています。

2025年度に向けての事業スポンサーも募集中で、興味のある事業者はぜひmiraiiのホームページから問い合わせしてみてください。さらには、ハンディキャップ児が快適に活動できるプールの確保にも課題が残っています。ホテルやスポーツジムなどのプール施設とのコラボレーションを積極的に呼びかけ、ハンディキャップ児の健やかな成長を支えていきたいと考えています。

「いるかきょうしつ」と一般社団法人miraiiは、ハンディキャップを持つ子どもたちやそのきょうだい、保護者に向けて、今後も様々な支援を行い、笑顔あふれる場を作っていくことを約束します。子どもたちの未来を共に育み、夢を叶える活動がこれからも続くことを願っています。