静岡翔洋高校で開催された職業体験会が400人の参加者を集めた

職業体験会が静岡翔洋高校で盛況のうちに開催

2025年2月19日、静岡市にある東海大学付属静岡翔洋高等学校で、約400名の高校1年生が参加した「職業体験会」が行われました。主催は、大阪市に拠点を置くキャリア教育支援企業「ジンジブ」。「未来創造型教育」を掲げる同校と連携し、静岡県内のさまざまな企業による職業体験を通じて、生徒たちにリアルな就業体験を提供しました。

職業体験会の目的

この職業体験会は、キャリア教育の一環として計画され、将来の進路選択に役立てることを目的としています。多様な仕事に触れる機会を生徒たちに提供し、働く意義や職業観を育むことが重要とされました。ジンジブは、全国の高校に向けた「ジョブドラフトCareer」といったプログラムを通じて、高卒採用の支援を行っており、このイベントが静岡県内の高校で初めて開催されることに注目が集まりました。

开催概要

- 開催日時: 2025年2月19日（水） 8:55～11:45
- 開催場所: 東海大学付属静岡翔洋高等学校
- 参加企業: 30社、5団体
- 参加業界: 建設業、運輸業、警備業、宿泊業、サービス業、製造業など
- 参加生徒: 1年生（385名）

当日の様子

当日は、各企業が準備した体験プログラムに生徒たちは興味を持って参加し、貴重な時間を過ごしました。各企業は自社の強みを生かし、実際の道具や設備を使って体験を交えながら説明することで、生徒が理解しやすい工夫をしていました。
例えば、製造業の企業では鉄の加工体験が行われ、運輸業では20トントラックの乗車体験が実施されるなど、さまざまな業界の体験が用意されました。

参加企業の声

多くの企業からは、参加した生徒との直接のコミュニケーションの大切さが語られました。
警備業の東光ガード株式会社の中西代表取締役は、「生徒に直接説明できる貴重な時間だった」と感謝の意を示しました。また、運輸業の丸橋運送の橋本社長も、特別に大型トラックを用意したことで生徒に運転席を体験させることができ、大変有意義だったと述べています。

学校のキャリア教育

東海大学付属静岡翔洋高等学校では、95％以上が上級学校に進学する進学校として、キャリア教育を重視しています。倉田先生は、多様化する社会において生徒たちがよりよい進路選択ができるよう「職業体験会」を実施する意義を強調しました。

生徒たちは、企業の方とのやり取りを通じて専門職業に対する理解を深め、将来の自分の姿を描くきっかけを得たようです。最後には、自分自身の特性と企業が求めるスキルを比較しながら自己分析を行うことで、貴重な経験をすることができたと感想を語りました。