職場での1on1ミーティングの実態とは?心理的安全性を高める新しいアプローチ
株式会社IKUSAは、職場でのリーダーシップ、1on1ミーティング、心理的安全性に関する重要な調査を実施しました。本調査では、400名の一般社員から集めたデータを元に、職場における1on1ミーティングの実施状況やその効果、さらには心理的安全性を高めるためのコミュニケーションの重要性を明らかにしています。
1on1ミーティングの実施実態
調査結果によると、1on1ミーティングを定期的に行っている職場はわずか21%にとどまり、実施していない職場が44%、不定期に行っている職場が35%という結果が出ました。この結果から、多くの職場で1on1が根付いていないことが懸念されます。また、1on1を実施している社員の中でも、満足度は28.1%と低く、「改善につながらない」という不満が39.3%を占めており、その実効性が問われています。たとえ1on1を行っても、それが職場環境の改善につながらなければ意味がありません。
職場の本音と心理的安全性
驚くべきことに、調査では職場で本音を「言いにくい」と感じている社員が30.5%に達していることが示されました。これでは、1on1ミーティングも形だけのものに終わってしまいます。心理的安全性が確保されていない限り、実際に本音を話すことは難しくなります。そこで、1on1の効果を高めるためには、よりオープンで安心して話せる関係を築くことが不可欠です。
日常のコミュニケーションがカギ
心理的安全性を高める手段として、1on1ミーティングよりも「日頃の雑談」が45%と最も効果的だと回答されています。この結果は、職場での日常的なコミュニケーションや信頼関係の構築が、1on1の実施よりも重要であることを示唆しています。職場での雑談を通じて互いの理解を深めることが、より良いコミュニケーション環境を作り出すのです。
1on1を活かすためには
本調査から、1on1ミーティングはただ実施するだけでは効果が薄いことが分かりました。つまり、対話を活性化させるためには、まず職場の人間関係、すなわち話せる関係性を築くことが基本です。また、社員同士の関係を育むために、会社として意識的にコミュニケーションのきっかけを設けることが求められます。
自然な会話を生むイベント
新しいアイデアとして、懇親会中のアクティビティや体験型イベントが挙げられます。例えば、人気の「格付けバトル」や謎解きパズルゲーム「謎パ」は、業務とは別の場で立場を越えた自然な会話を引き出すものです。実際、IKUSAが支援したイベント参加者620名の調査では、70.8%が「イベント後に相談・雑談がしやすくなった」と回答しており、日常的なコミュニケーション環境を整えることが、1on1の効果を高めることが示されました。
まとめ
仲間同士の信頼関係を築くための施策は、それぞれの職場での実情に合わせてカスタマイズが可能です。オープンなコミュニケーションの場を設けることで、職場全体の生産性や士気を向上させることが期待できます。今後も、1on1ミーティングはその一環として重要ですが、まずは先に人間関係の構築を進めることが成功への鍵と言えるでしょう。