「いるかきょうしつ」の水泳教室レポート
2025年5月24日、日本ガイシアリーナ50m温水プールで開催された「いるかきょうしつ」の水泳教室に参加しました。この教室はハンディキャップを持つ子どもたちの水泳支援を行うもので、指導者とボランティアのもと、子どもたちは楽しく泳ぎの技術を磨いています。
今週のクラスの様子
この日のクラスは夕方18:00からスタートし、生徒は4名、指導者1名、ボランティア1名と共に活動しました。特に飛び込みが大好きな子どもは、サーキットトレーニングに夢中になり、赤台からの飛び込み練習に挑みました。
子どもたちは、飛び込む際にフラフープの位置をしっかりと見て、ぶつからないように飛び込むことができました。そして、飛び込んだ後には、自力で“けのび”や“けのびバタ足”をしながらボランティアのもとまで泳ぎ、ハイタッチをすることで楽しそうにやり取りしていました。
安全に楽しく遊ぶために、赤台の近くにはエンドがあり、子どもたちはそこから飛び込むことがないように、何年もかけて学んできました。赤台から飛び込むことで、楽しい疲れを感じ、自分で休憩を取る判断もできるようになってきています。
新たな挑戦と成長
19:00からのクラスでは、特筆すべきは、2名の子どもたちがそれぞれ25mを完泳できるようになったことです。背泳ぎを25m泳げるようになった年長さんは、以前は手を同時に動かしてしまっていたのですが、今回見事に技術を向上させ、ヘルパーの助けなしで完泳しました。
また、クロールを25m泳ぎ切ったのは1年生の子どもで、最初は戸惑いが見られましたが、徐々に自信を持ち、最後には補助もなく無事に泳ぎ切ることができました。
水泳には、バタ足、手の動き、浮くこと、呼吸など、複数の要素があり、特にハンディキャップがある場合はその難しさが一層強調されます。しかし、それを乗り越えた子どもたちの姿は、周囲の人にも勇気を与えるものであり、私たちスタッフもとても誇りに思っています。
さらなる活動の紹介
「いるかきょうしつ」では、土曜日のクラスに加えて、名古屋市障害者スポーツセンターでの木曜日クラスや、火曜日のガイシプールクラス、北スポーツセンターでの新規クラスも行っています。おやこスイミングの時間を設けることで、ハンディキャップを持つ子どもたちやそのきょうだい児も含め、多くの方々に水泳を通じた支援を提供しています。
一般社団法人miraiiは、小児慢性特定疾病児やハンディキャップを持つ子どもたちへの居場所支援や学習支援も行い、将来的には難病患者に対する就労支援も計画しています。
詳しくは以下のURLをご覧ください。
最後に
今週も参加してくれた子どもたちにお疲れ様の言葉を送りたいです。水泳を楽しむこと、そして、自己成長を果たしていく姿はいつも私たちの励みになります。来週もまた新たな目標に向かって、元気にプールに戻りましょう!