浜松市で導入された新システム「Turn NAVI」
浜松市中央福祉事業所の社会福祉課に、番号案内システム「Turn NAVI」が新たに導入されました。このシステムは、来庁者がスムーズに手続きを行えるようサポートするもので、待ち時間の短縮や来庁者の利便性向上に寄与しています。2023年1月に策定された浜松市のDX推進計画や、2025年4月に計画される第2期DX推進計画の一環として、この取り組みが進められています。
浜松市の社会情勢と「Turn NAVI」
浜松市は、約78万人の人口を有し、政令指定都市として多様な社会情勢に直面しています。人口減少や少子高齢化、急速なデジタル化に伴い、福祉サービスの提供においても、デジタル技術を活用する必要性が高まっています。その中で、中央福祉事業所の立場からも、効率的かつ市民に寄り添ったサービスが求められています。
「Turn NAVI」は、窓口の混雑状況をリアルタイムで可視化することで、来庁者が自分の待ち時間を把握できるように設計されています。これにより、長時間の待機を避けることができ、快適な市役所の利用が可能となります。さらに、システムに広告を表示することで、運用費用を削減しつつ、持続可能なサービスの提供を実現しています。
システムと利用者の声
中央福祉事業所 社会福祉課の課長補佐である木下隆史氏は、導入にあたって「Turn NAVI」の優れた特徴を強調しました。同課では、地域福祉や障害福祉に関する手続きを年間4万件以上扱っており、来庁者への番号札の配布や待機方法に課題が存在していました。これに対し、「Turn NAVI」の導入により待合状況の見える化を促進し、来庁者の負担を軽減することが期待されています。
利用の流れ
システムの操作はシンプルで、窓口またはスマートフォンを通じて待ち状況を確認できます。来庁者は呼ばれるまでの間にフロアでの待機を避け、近くで待機することが可能です。また、今後は予約機能を追加することで、混雑状況をさらに平準化し、利便性を向上させる方針です。木下氏は、発券されたデータを活用し、業務の効率化にも努めていくことに意欲を示しています。
「Turn NAVI」事業の今後
表示灯株式会社では、2023年度に新たに事業を再構築し、「Turn NAVI」として本格的な展開を開始しました。この取り組みは、商談提案から導入運営までの全工程を一括でサポートするものです。デジタルソリューションとして、自治体向けに差別化を図りながら、地域の活性化や地方創生に貢献していく姿勢を明らかにしています。
今後も「Turn NAVI」を通じて、多様な利用者や来訪者に愛されるサービスを提供し続けることで、地域社会に根ざした発展に寄与していくことでしょう。
お問い合わせ先
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