地域を守る最前線：スマート防災技術を学ぶオンラインセミナーの開催

2025年、私たちの住む地域を守るための重要なセミナーが予定されています。一般社団法人日本経営協会は、国立研究開発法人防災科学技術研究所との共催で、『災害情報の広域かつ瞬時把握・共有の研究紹介』というテーマの無料オンラインセミナーを7月3日（木）14時から15時まで実施します。このセミナーでは、最新のスマート防災技術を分かりやすく解説し、地域として自然災害にどう向き合うかを学ぶ貴重な機会となっています。

日本は災害大国として知られ、年々増加する自然災害の影響を強く受けています。地震や風水害などの脅威に備えるために、地域社会が変革することが求められています。セミナーでは、人工衛星やIoTなどの新技術を活用した災害情報管理の進展を取り上げ、自治体が必要な情報を必要なタイミングで取得できる仕組みを構築する取り組みを紹介します。

セミナー概要

本セミナーの主な内容には、各分野の専門家による講演が含まれます。まず基調講演として、田口仁氏（国立研究開発法人防災科学技術研究所副部門長）が、国内防災ネットワークの課題についてその全体像を示します。続いて、長井正彦氏（山口大学応用衛星リモートセンシング研究センターセンター長）が衛星データを駆使した広域災害把握の手法を解説します。

さらに、今井龍一氏（法政大学教授）の講演では、IoTセンサーを用いたリアルタイム情報収集の可能性が語られます。そして最後に、I-レジリエンス株式会社の小林誠氏がこの会社の取り組みについて紹介し、地域の防災力を高める方法を提案します。

このセミナーは、地域の防災を次のレベルに引き上げるための重要な情報源となることでしょう。参加には事前登録が必要ですが、登録自体は無料で行うことができます。

自治体総合フェア2025との連携

このセミナーは、さらに大きなイベント『自治体総合フェア2025』の関連企画として位置づけられています。このフェアは、地方創生と自治体経営の革新をテーマにした総合展示会で、2025年7月16日（水）から18日（金）まで東京ビッグサイトで開催されます。この展示会では、地方自治体が直面している課題に対する解決策を共有し、地域住民が豊かさを実感できる社会の実現を目指しています。

フェア期間中には、特別展示やセミナーも用意されており、防災に関心のある方々には見逃せない内容が満載です。特に防災DX特別セミナーでは、内閣府や地方自治体の防災担当者が集まって最新の防災情報連携の動向について解説します。