小児歯科学会大会報告
2025-06-16 11:19:41

第63回日本小児歯科学会大会での米崎医師のポスター発表の詳細

第63回日本小児歯科学会大会における発表



2025年5月29日(木)と30日(金)の2日間、新潟市の朱鷺メッセで開催された「第63回日本小児歯科学会大会」では、多くの専門家たちが集まり、小児歯科や矯正に関する最新の知見を共有しました。そこで、愛知県豊田市の医療法人社団 若林歯科に所属する歯科医師、米崎美桜先生がポスター発表を行いました。米崎先生は日本小児矯正研究会の副理事長も務めており、その知識と経験を生かした内容が注目を集めました。

学会のテーマと概要


本大会のテーマは「生涯の確かな礎を目指して」です。小児期から成人までのライフステージ全体を見据えた口腔育成に関する議論が行われました。このテーマのもと、多くの研究者や実践者が咬合誘導、口腔機能の発達、生活習慣との関連性など、さまざまな視点から発表を行いました。

発表の内容


米崎先生が発表した演題は「開咬の改善と口腔機能向上におけるBFTの有用性」です。内容は、指しゃぶりによって開咬を呈した小児患者に対する治療のアプローチについてです。米崎先生は、乳幼児期からの機能的介入と矯正治療、さらにバイオファンクショナルセラピー(BFT)を組み合わせた長期的な管理症例を紹介しました。具体的な治療アプローチは以下の通りです:

  • - 口唇閉鎖力の測定:家庭でのリットレメーター訓練を行うことで、意識的な口唇の閉じ方を促進します。
  • - 舌機能トレーニング:低位舌や舌突出癖への介入として、特別なトレーニングを実施します。
  • - 上顎歯列の拡大:舌房を確保するための拡大床の使用が行われました。
  • - トレーニングブックの活用:家庭での継続的なトレーニングを支援するために、保護者が活用できるトレーニングブックを提供しました。

9歳10ヶ月の時点では、開咬の改善が見られ、前歯の被蓋も安定し、顔貌の調和も得られました。特に家庭でのトレーニングの継続を支えるツールの有効性は、保護者の負担軽減に寄与し、子ども自身が自発的に取り組む姿勢を促進しました。

会場の様子


大会には、全国から多くの小児歯科医、矯正歯科医、研究者が集まり、活発な情報交換が行われました。日本小児矯正研究会からは9名が参加し、合計9件の演題が発表されるなど、参加者同士の活発な議論が展開されました。改めて、藤崎大会長や中村準備委員長のもと、全国の専門家が一堂に会し、貴重な情報を共有できる場となりました。米崎先生も2025年までにポスター発表を行う数が約50演題に達するなど、小児矯正の普及と啓発に貢献しています。

若林歯科のご紹介


若林歯科では、お子様の発育に合わせた矯正治療を提供しております。歯並びや口元に関する悩みや疑問がございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。初診カウンセリングでは、現在の状態や治療方法、費用、期間について詳しくご説明いたします。また、来院不要のLINE相談も可能で、豊田市近隣在住の方に対応しています。詳しくは公式ホームページをご覧ください。

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医院情報

  • - 医院名: 医療法人社団若林歯科
  • - 所在地: 愛知県豊田市若林東町棚田161-7
  • - 診療内容: 小児歯科、小児矯正、成人矯正(インビザライン)、精密なむし歯治療、歯周病治療、予防歯科
  • - 公式サイト: 若林歯科公式サイト

開催された学会を通じて、今後も地域に根ざした医療を提供しつつ、小児矯正に関する啓発活動に努めていく所存です。


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