東大阪のクリエイティブシーンを活性化するアートプロジェクト募集

東大阪の新たなアートプロジェクト「アーティスト・イン・ファクトリー東大阪2025」

大阪府東大阪市で、独自の文化資源を生かしたアートプロジェクト「アーティスト・イン・ファクトリー東大阪2025」がスタートします。このプロジェクトは、アーティストに通常は立ち入ることのできない「まち工場」を開放し、地域の技術や職人の文化を融合させたアート作品を創出するものです。主催は、大阪府・大阪文化芸術事業実行委員会。

1. プロジェクトの背景

本プロジェクトの目的は、東大阪市が持つ「まち工場」というユニークな文化資源を発信し、地域全体の魅力を向上させることです。特に注目したいのは、製造業とのコラボレーションを通じたアート制作です。アーティストには地域の工場で制作したアート作品を通じて、工場が持つ価値やその風景を再発見してもらいます。さらに、大阪・関西万博のテーマであるSDGsを念頭に置き、工場内で生じる廃材を活用したアップサイクルアートも制作される予定です。

2. 参加アーティストの募集

今回のプロジェクトでは、最大10名のアーティストを募集します。参加資格には特に年齢や国籍、経歴などの制限はなく、芸術分野での表現活動を行っている全ての方が対象です。応募は無償で行えるため、多くのアーティストにチャンスが広がっています。

応募要項

- 応募期間: 2025年6月27日から7月31日まで
- 選考方法: 書類選考と面談（Zoomで実施）
- 支援内容: 参加者には滞在先となる工場から、一律20万円（税込み）を支払われることになっています。

3. アート作品の制作内容

「Vision Art」として知られるこのプロジェクトは、アーティストが「まち工場」の価値や作業者の感情、ビジョンをアート作品で表現することを求めています。工場の特色を生かした作品制作は、地域に新しい文化観光資源を提供し、工場の魅力を引き出すことが期待されています。また、制作過程の透明性を確保するために、東大阪のオープンファクトリー企画と連携し、工場見学や制作過程の公開も計画されています。