メットライフ生命、2025年度「IT賞」にて初のIT優秀賞を受賞

メットライフ生命、初のIT優秀賞を受賞

2025年度、第43回「IT賞」において、メットライフ生命保険株式会社が初めて「IT優秀賞」を受賞したことが発表されました。この賞は、公益社団法人企業情報化協会が主催するもので、ITやデジタル技術を駆使して顕著な業務改革や社会貢献を実現した企業に与えられます。

アジャイル開発への挑戦

メットライフ生命は、経営・業務改革の一環として、従来のウォーターフォール型開発からアジャイル型開発へと移行しました。この変革により、ITとビジネスの統合を進め、組織全体を見直す取り組みを実施しています。具体的には、2020年に導入したアジャイルデリバリーモデルを通じて、従業員にアジャイルマインドを浸透させるための教育を行い、グローバルなリソースを活用した事業運営を実現しています。

部門横断型のスクラムによる開発体制も整え、これにより納期が大幅に短縮され、不具合件数の減少や平均ベロシティの向上といった数値的成果が得られました。これらの成果は、業務改革が進んでいることを示しており、評価を受ける要因となりました。

グローバル視点での評価

米国メットライフのグローバルテクノロジーアンドオペレーション責任者であるビル・パパス氏は、「今回の受賞は、革新的な価値を創造することを追求し続けた成果であり、お客様が求める重要な瞬間に、世界基準の体験を提供するという当社のコミットメントを表しています」と語っています。

この受賞を受けて、IT賞審査委員会からは「アジャイル開発への移行を確固たる覚悟で進め、妥協なく人材トレーニングを行った点は、今後も進化が期待される参考事例として評価された」とのコメントが寄せられました。

IT賞の意義

IT賞は、1983年に創設され、ITやデジタル技術を活用して優れた業務改革や社会貢献を実現した団体に与えられています。毎年、厳正な審査を経て、経営・業務改革、顧客価値・サービス革新、社会・環境価値の創出、共創・エコシステム構築の4つのカテゴリーで表彰が行われています。

未来に向けたプラン

メットライフ生命は、パーパス「ともに歩んでゆく。よりたしかな未来に向けて。」を掲げ、今後も高品質な商品やサービスを迅速に提供するために、ITとビジネスの融合を進めていきます。最新の業界トレンドに沿った取り組みを行うことで、さらなる成長を目指していくでしょう。

受賞企業の詳細や今後の取り組みについては、IT協会の公式ホームページで確認できます。