空き家対策連携
2025-03-21 14:36:56

クラッソーネが岡山県鏡野町と空き家対策協定を締結し地域活性化を推進

クラッソーネが岡山県鏡野町と連携協定を締結



解体工事のデジタルプラットフォームを運営する株式会社クラッソーネ(愛知県名古屋市)は、岡山県鏡野町と「空き家除却促進に係る連携協定」を締結しました。この協力により、増加する空き家問題に取り組み、地域住民の生活環境の改善を図ります。

協定締結の背景


最近の調査によると、全国の空き家は900万件、空き家率は過去最高の13.8%に達しています。岡山県内でも事情は変わらず、特に鏡野町では空き家の総数が増加しており、適切な管理が行われていないため、地域社会にも影響を与えています。鏡野町は、令和2年度から空き家対策計画を策定し、補助事業や情報提供を行ってきましたが、依然として問題は残っています。

解体工事を専門にするクラッソーネは、全国に2,000社以上の工事会社とマッチングサービスを提供しており、過去には15万件以上の実績があります。これまでの取り組みの中で、3年連続で国土交通省の空き家対策モデル事業に採択されるなど、地域の課題解決に尽力してきました。

今回の協定では、鏡野町の持つ地域資源とクラッソーネの技術力を組み合わせ、空き家の除却を進めることが主な目的です。これにより、住民の安全と快適な暮らしの実現を目指します。

具体的な取り組み内容


提携に基づく主な活動として、以下の新サービスが導入される予定です。

1. 解体費用シミュレーター:住宅の条件を入力すると解体にかかる費用や土地売却の査定額が算出される「すまいの終活ナビ」を紹介します。これにより、空き家所有者は具体的なコストを把握でき、適切な判断が促されます。

2. お困り空き家の連絡フォーム:迷惑な空き家が近隣にある場合、住民が状況を報告できるフォームを導入し、問題解決へ向けた迅速な対応を可能にします。

3. 空き家価値査定シート:空き家の情報をもとに管理コストや解体費用をまとめたレポートを作成し、所有者へ提供します。これにより、空き家所有者が放置することで生じるコストを認識でき、適切な管理につながります。

4. 情報提供やフライヤーの配布:空き家の解体に関する具体的な進め方を記載した資料を所有者に配布することで、意識向上を図ります。

今後は、これらのサービスを通じて、地域住民や空き家所有者からの声を反映しながらさらに工夫を重ね、空き家問題の解決を目指します。

代表者コメント


鏡野町長山崎親男氏
鏡野町の山崎親男町長は「空き家はもはや全国的な社会問題であり、我が町でもその影響が出ている」と述べました。「地域全体が協力し、様々な解決策を見出すことが求められています。今回の協定が新しい取り組みの起点となることを期待しています」とも語っています。

一方、クラッソーネの川口哲平CEOは「空き家問題の深刻化は、私たちのビジョンにも影響を及ぼしており、自治体との連携が不可欠です。鏡野町との協定を通じて、安全安心な地域づくりに寄与したい」と話しています。

鏡野町の魅力と未来


鏡野町は中国山地に囲まれた自然豊かな場所で、農業や観光産業が根付いています。町の魅力を活かしつつ、空き家問題の解決を通じて、より住みやすい地域へと進化していくことが期待されています。この協定を通じて、より多くの住民がその恩恵を受けられるようになるでしょう。これからの取り組みに、ぜひ注目していきたいと思います。


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