愛知県とiUが連携協定を締結
愛知県名古屋市にある愛知県庁では、2025年5月27日に大村秀章知事と中村伊知哉学長が出席する中、情報経営イノベーション専門職大学(iU)と愛知県との間でスタートアップ・エコシステム形成に関する連携協定が締結されました。この協定の締結は、愛知県が進める「Aichi-Startup戦略」の一環であり、スタートアップを支える新たな一歩となることでしょう。
背景と目的
愛知県は2018年に策定した「Aichi-Startup戦略」に基づき、スタートアップの創出や育成を目指す「STATION Aiプロジェクト」を推進しています。このプロジェクトの中心拠点となるのが、昨年グランドオープンを果たしたスタートアップ支援施設「STATION Ai」です。ここでは、スタートアップ企業の創出や展開、育成、さらには既存事業の成長を支援し、愛知県内に特色あるスタートアップエコシステムを構築することを目指しています。
今回の協定により、iUは愛知県の産業基盤と連携しながら、革新的な技術やサービスの創出を促進します。具体的には、スタートアップの育成やアントレプレナーシップ教育の推進を図り、両者の協力を通じて、持続可能な産業の成長に寄与することが期待されています。
具体的な取り組み
あらゆるイノベーション創出に向けた具体的な取り組みは以下の通りです。
1.
スタートアップの創出・育成及び事業会社の新規事業開発を推進します。 これにより、愛知県内でのスタートアップ企業の数を増やし、地域経済の活性化を図ります。
2.
アントレプレナーシップ教育を積極的に推進します。 起業家教育を強化し、次世代のリーダーを育てる環境を整備することが重要です。
3.
その他イノベーションの創出に寄与する事項についても協力します。 両者の知見を活かし、さまざまな分野でのイノベーションを促すための活動を展開していきます。
愛知県からのメッセージ
大村知事は、この連携協定を通じてiUが持つ起業教育のノウハウと愛知県の産業基盤を結びつけることで、STATION Aiのスタートアップ支援をさらに強化していく方針を表明しました。知事は、この協定が未来を担う人材の育成や世界で通用するイノベーションの創出の大きな一歩となることを心から期待していると述べています。
中村学長からのメッセージ
一方で、中村伊知哉学長も当プロジェクトに対して高い期待を寄せています。彼は、大村知事から「STATION Ai」の構想を聞いた際にその規模の大きさに驚いたと同時に、実際に始動している様々な研究プロジェクトや企業との連携に感動したと語っています。学長は、iUも新たなイノベーションを生み出すために、産学官連携のプロジェクトを推進し、地域と一緒になって成長したいと意気込みを示しました。
このように、愛知県とiUの連携は、新たな価値を創出し、地域のスタートアップエコシステムのさらなる発展を目指しています。今後の具体的な活動がどのように展開していくのか、注目が集まります。