ブラザーがシングルマザー家庭にミシンを寄贈
名古屋市に本社を置くブラザー工業株式会社が、シングルマザー支援を行う認定NPO法人「LivEQuality HUB(リブクオリティ・ハブ)」へ家庭用ミシン17台を寄贈しました。この取り組みは、シングルマザー家庭の生活の質を向上させることを目的としています。
寄贈の背景と目的
ブラザー販売株式会社は、国内のシングルマザーに対する支援事業を強化するため、家庭用刺しゅうミシン「ソレイユCRW」を寄贈することに決定しました。リブクオリティ・ハブは、特にDVや貧困で住まいの確保が難しいシングルマザー家庭を支援しており、寄贈されたミシンはこれらの家庭での裁縫活動を通じて、新たな「つながり」を生むことが期待されています。
寄贈は2025年12月22日に行われ、ミシンには自動糸調子や自動針穴糸通しの機能が搭載されており、193種類の刺しゅう模様も内蔵されています。こうした機能により、家庭でのモノづくりや趣味を楽しむことができ、生活に潤いを与えるものとなるでしょう。
報告会の様子
寄贈後の3月3日には、名古屋市にあるブラザー本社で報告会が開催され、リブクオリティ・ハブの居住支援コーディネーターである神朋代氏や、ミシンを受け取った家庭からの関係者が集まり、寄贈されたミシンの活用状況についての報告が行われました。
神氏は、「寄贈は単なる物資の提供に留まらず、住まうことの喜びや、自己表現の機会を提供するものです。」と述べ、企業の取り組みが孤立を防ぎ、誰もが安心して暮らせる社会の実現に寄与することに期待を寄せました。
ミシン寄贈による変化
報告会では、ミシンを受け取った家庭からのさまざまな前向きな変化についても触れられました。以下のような変化が報告されています。
- - 手縫いの時間短縮:ミシンの導入によって手縫いにかかる負担が軽減された結果、家事の効率が向上しました。
- - 新しい趣味の発見:ミシンを使った作品づくりを通じて、得意とすることを見つけ、生活をより楽しむことができています。
- - コミュニティのつながり:他の家庭と一緒に作品を作ったり、プレゼントし合ったりする中で、新たな交流が生まれています。
寄贈を受けた家庭では、「自分にもクリスマスプレゼントが届いたようで嬉しい」といった感想も寄せられ、実際にミシンが生活に役立てられていることが伺えます。さらに、「これからは子どもの持ち物に刺繍を施してあげられるのが楽しみ」との声もあり、家庭の中で大切に使用されている様子が伝わります。
結論
ブラザーの寄贈は、シングルマザー家庭の生活に寄り添いながら、物質的な支援だけでなく、新たなつながりや喜びを生む助けとなることを目指しています。NPO法人リブクオリティ・ハブが行う居住支援と相互作用することで、地域社会の健全な発展も促進されることでしょう。『住まい』と『つながり』を届ける活動は、より多くの人々に安心と希望をもたらす意義深いものであるといえます。