名古屋の和食居酒屋が挑む新しい未来
名古屋市内で和食居酒屋を37店舗展開する株式会社ぐっとくるダイニング(以下、ぐっとくるダイニング)は、新たに「ずっとCrewプロジェクト」を始動しました。これは、全従業員が満足できる職場づくりを目指すプロジェクトで、2026年5月27日から本格的にスタートします。特に注目すべき点は、コロナ禍において従業員数を約100名から約300名に拡大したことです。
飲食業界の現状
現在、飲食業界全体では人手不足と高い離職率が深刻な問題となっています。2025年4月に発表された帝国データバンクの調査によると、飲食店の非正社員の人手不足感は65.3%と業種別で最も高い水準を記録しています。また、厚生労働省のデータでは、宿泊業や飲食サービス業の離職率は26.6%に達しており、全産業の平均(15.4%)の約1.7倍もあります。
このような逆境に対抗し、ぐっとくるダイニングは約10%の低い離職率を維持しています。この実績は、経済の変動や市場の厳しさにもかかわらず、同社が追求する「良いスタッフ」が生み出す「良い料理」という理念の表れです。
ずっとCrewプロジェクトの目的
「ずっとCrewプロジェクト」は、従業員一人ひとりが「ずっと良いクルー」であるための社内取り組みです。会社名には、「ぐっとくる料理は、グッドクルーが作る」という意味が込められており、これは同社の創業哲学でもあります。プロジェクトの中核となるのが、全員が登録可能な人材プラットフォーム「crew LINE」です。このプラットフォームは現役社員はもちろん、卒業した社員も含めたネットワークを構築し、提供します。
crew LINEの主な機能
1.
全員登録制度: 現在在籍中の社員・アルバイトは全員が登録。
2.
卒業後の継続接続: 退職した社員もネットワークに残って近況を共有し続けることが可能です。
3.
出戻り窓口: 人生のステージに応じて、いつでも復職の相談ができる仕組み。
4.
採用相談: 卒業社員からの紹介や転職相談も受け付け、第二のキャリアの窓口として機能します。
なぜ今、ずっとCrewプロジェクトが必要なのか?
1.
依然として高い飲食業の人手不足: 非正社員の人手不足を感じる企業の割合は65.3%と業種別で最高水準。
2.
ぐっとくるダイニングの優位性: 当社の離職率は10%と業界平均を大きく下回っています。
3.
辞めて終わりにしない仕組みの構築: 全ての従業員が繋がり続けられる環境を整えることが、長期的な成功に繋がると信じています。
統計データから見るぐっとくるダイニング
- - 離職率 (2025年実績): 10%
- - 従業員数の推移: 2024年7月に295名、2026年5月には399名(正社員85名・アルバイト314名)
- - 店舗数: 26店舗
岩田聡代表取締役は、「ぐっとくる料理は、良いクルーが作る」との信念の下、飲食業界が抱える課題を解決し、社員と共に成長する姿勢を大切にしています。この新しい挑戦が、名古屋の飲食業界の未来を大きく変える可能性を秘めていることでしょう。