福岡で新たに始まるシェアサイクル事業と地域の未来を語る特別イベント

福岡市でのシェアサイクルサービス、『チャリチャリ』が、今後の事業計画を公表しました。福岡市から2025年4月から2031年3月までの期間、優先事業者として選定され、さらなる地域貢献を目指します。これに関連して、2025年5月30日には福岡市長の髙島宗一郎氏を訪問し、今後のビジョンをお伝えしました。

利便性の向上と持続可能な移動手段

チャリチャリは、これまで福岡市で行われてきた「福岡スマートシェアサイクル実証実験」や「福岡スマートシェアサイクル事業」の実績を基に、今後6年間でさらに利便性を向上させる計画を提案しています。エリアの拡大やポートの増設、自転車の導入数を増やしていくことで、利用可能エリアの幅を広げ、より多くの市民や来街者にサービスを提供できるようにします。

都市交通と安全・安心な環境の整備

利用者が安全にチャリチャリを利用できるよう、利用環境の整備にも注力します。また、公共交通機関との連携を強化し、都市の交通機能を向上させます。データを活用した都市政策への貢献も目指しており、回遊性を向上させることで地域経済の活性化も期待しています。

未来を担う学生との対話イベント

事業計画の発表に続き、「チャリチャリ社長が語る、地域共創ビジネスのリアルと展望」というイベントをFukuoka Growth Nextで開催しました。この特別イベントでは、福岡の未来を担う学生たちと対話を通じて、地域のまちづくりについて意見を交わしました。参加した約40名の学生たちは、家本賢太郎社長からチャリチャリの成り立ちや今回の計画のビジョンについて直接学ぶ貴重な機会を得ました。

今後の展開と地域との共創

チャリチャリは福岡市を含む様々なエリアでの選択可能な交通手段を提供し、「ちょっとそこまで」の日常的な移動に最適なサービスを目指しています。今後は利用エリアもさらに広がり、2025年9月には七隈線沿線エリアにもシェアサイクルのサービスを展開予定です。

チャリチャリの魅力とお知らせ

『チャリチャリ』は手軽に利用できるシェアサイクルサービスで、スマートフォンのアプリを使って簡単に利用できます。料金はベーシックな自転車が1分7円、電動アシスト自転車が1分17円と明確な料金体系が魅力です。また、オリジナルのヘルメットも販売しており、安心してサイクリングを楽しんでもらえます。

今後もチャリチャリは、地域に密着し、様々な人々と協力しながら新たな公共交通の実現に向けて努力していきます。利用可能エリアやポートオーナーの募集については、公式サイトで随時更新情報を発信する予定です。