老舗和菓子店が手がける新感覚の栗スイーツ「和栗モンブラン」

老舗和菓子店がお届けする進化系和スイーツ

愛知県の三河地域で70年以上の歴史を誇る老舗和菓子店、株式会社お亀堂が、新たなスイーツの歴史を刻む「和栗モンブラン」の販売を開始しました。この商品は、国産の高品質な和栗をふんだんに使用し、和菓子の魅力を最大限に引き出す設計がされています。販売は直営店舗と公式オンラインショップで行われ、6月から多くの顧客に愛されています。

和菓子離れの現状を打破する新たな試み

近年、和菓子業界は少子化や嗜好の変化により“和菓子離れ”が進んでおり、多くの老舗が厳しい状況に立たされています。このままでは伝統文化が失われてしまうとの危機感から、お亀堂では新たな和スイーツの開発に踏み出しました。伝統を守りつつも、若い世代にも心に響く商品を提供することで、和菓子の新しい楽しみ方を提案しています。

「和栗モンブラン」の魅力とは？

「和栗モンブラン」は、昔ながらの浮島（蒸しケーキ）を基礎にして、そこにホイップクリーム、栗きんとん、そして蜜漬け栗を重ねた4層構造で作られています。この組み合わせにより、それぞれの素材が絶妙に引き立ちます。

1. 浮島：ふんわりとした食感と、つぶつぶの栗が入っています。やさしい甘さが特徴。
2. ホイップクリーム：軽やかな口どけとコクがあり、全体の味を調和させます。
3. 栗きんとん：100%国産和栗を使用し、手炊きの技術で豊かな香りを引き出しています。
4. 蜜漬け栗：ほくほく感と甘みのアクセントが絶妙です。

この美味しさを楽しむためには、6等分にしてじっくり味わっていただくのがおすすめ。価格は1780円と、納得の価値を感じさせる仕立てです。

伝統と革新を思わせる職人のメッセージ

お亀堂の代表取締役、森貴比古氏は「昔ながらの和菓子には心を落ち着ける力があります。しかし、伝統を保つのみではなく、現代の人々に届く形で進化させることが私たちの使命です。このモンブランを通じて、和菓子の良さを感じてもらえたらうれしいです」と語っています。伝統への誇りを胸に、和スイーツの未来を切り開く姿勢がうかがえます。