新たなオフィス空間を模索する共同出展
2025年11月5日から7日まで名古屋で行われた『メッセナゴヤ2025』にて、株式会社オカモトヤと株式会社丸天産業が初めての共同出展を果たしました。両社の慣れ親しんだ競争の枠を超え、共に出展という新しい試みに挑戦した背後には、現代のオフィス環境の変革に対する強い意志があります。
展示の狙いと理念
展示の中心には、オカモトヤが提唱する「Fellne」ブランドの理念がありました。それを元に、丸天産業のデザインチームが創り上げた空間は、「誰もが安心して働ける環境」をテーマにしたものでした。具体的には、働く人々が安全で快適に過ごせるよう配慮されたレイアウトやデザインが展開され、両社が目指す共創の理念を来場者に示しました。
近年、オフィス環境への期待は高まる一方で、求められる条件も多様化しています。生産性の向上だけでなく、さまざまなバックグラウンドを持つ人々が安心して働ける場を整えることが課題となっています。そのため、オカモトヤと丸天産業は、双方の強みを生かして共同で取り組むことにしました。このプロジェクトは、企業間の交流を促進し、競争ではなく共創を通じた価値の創出を目指しています。
共創の成果とこれまでの取り組み
両社が長年にわたり築いてきた関係は、さまざまな形で息づいており、特に以下のような取り組みがそれを支えています。
- - 企業間交流留学: 営業やデザイン部門のスタッフが互いの企業で一定期間働くことで、ビジネスの理解を深め、双方の成長に寄与。
- - 定期開催の内勤社員交流会: 年に2回のペースで内勤社員のコミュニケーションを深め、新たな視点の獲得を図ります。
- - 国際女性デーにおける共同企画「FellneFES」: オカモトヤのダイバーシティ推進の成果を形にし、丸天産業でも同様のイベントを実施し、より良い職場文化の醸成に貢献しています。
これらの取り組みは、両社の共同出展に大きく影響し、オフィス作りの新たなビジョンを提案する力となりました。
期待を超えた来場者の声
展示会では、来場者から寄せられた意見は非常に多岐にわたり、「オフィスの環境がビジネスに与える影響を再認識した」「災害用レディースキットの視点に新たな発見を感じた」といった声が多く寄せられました。また、オフィス環境の改良に向けた意識が高まっていることが伺え、「リニューアルを考えたい」という率直な感想や、ぜひ自身の企業でも導入したいという要望が見受けられました。特に「誰もが働きやすい環境とは何か?」というテーマのワークでは、具体的なアイデアや意見が活発に交わされ、今後のオフィス設計に新たな可能性が広がったことが伺えます。
今後を見据えて
『メッセナゴヤ2025』での展示は、両社の協業が如何にして新しいオフィスづくりの道を切り開いていくかを、広く示す機会となりました。両社の理念が結実し、さまざまな人が快適に労働できる未来の空間がどのように実現するのか、業界内外から注視されることでしょう。相互理解を基にした共創が、今後のオフィス環境のスタンダードとなることを期待しています。
企業情報
株式会社オカモトヤ
- - 代表者: 鈴木美樹子
- - 所在地: 東京都港区虎ノ門2-6-1虎ノ門ヒルズステーションタワー9F
- - 設立: 1912年
- - 事業内容: オフィス構築業務、ICT構築、文具事務用品販売他
- - Webサイト: オカモトヤ
株式会社丸天産業
- - 代表者: 天野敬之
- - 所在地: 愛知県名古屋市中区栄5-10-34
- - 設立: 1952年
- - 事業内容: ファシリティマネジメント、オフィス家具販売、内装工事など
- - Webサイト: 丸天産業
両社の今後の動向から目が離せません。