新たなドライビング体験が愛知から始まる!
中部テレコミュニケーション株式会社(ctc)と富士スピードウェイ株式会社がタッグを組み、2025年12月26日より「レーシングシミュレーターとドライビングアドバイス」の実証実験を開始します。この取り組みは、富士スピードウェイの会員を対象にしたもので、彼らのドライビングスキルを向上させることを目指しています。
実証実験の背景
これまで、実際のサーキットでの走行練習は膨大なコストと事故のリスクを伴っていました。ctcと富士スピードウェイは、より安全で効率的にドライビング技術を向上させる方法を探る中で、レーシングシミュレーターを活用した実証実験を実施することを決めました。特に、プロドライバーが直接アドバイスを行うことで、よりリアルな体験を提供しながら、技術の向上を促すことができます。
実証実験の概要
- - 期間:2025年12月26日から2026年3月31日(予定)
- - 場所:富士スピードウェイのピットビル2階、ライセンス会員専用ラウンジ
- - 対象:富士スピードウェイドライビングライセンス会員
- - 内容:レーシングシミュレーターを設置、バーチャル走行、プロドライバーによる個別のドライビングアドバイス。
このプログラムに参加することで、会員は自らのドライビング技術を磨き、タイムを短縮するチャンスを得ることができます。
レーシングシミュレーターの特長
今回使用されるシミュレーターは、プロドライバーも驚くほどリアルな運転体験が可能です。 バーチャル環境では、実車では挑戦が難しい精密なコーナーワークを安全に練習でき、効率的なトレーニングにつながります。また、コストやリスクを抑えながら、トレーニングを繰り返し行える点が大きな魅力です。
さらに、プロドライバーによるデータ分析を取り入れ、参加者一人一人の運転スキルの向上に貢献します。様々な視点からアドバイスを受けることで、より深い理解が得られるでしょう。
今後の展望
この実証実験を通じて得られる成果をもとに、定期的なレーシングシミュレーターイベントの実施が目指されます。将来的には、自宅でのシミュレーションを通じてプロドライバーからのアドバイスが受けられる環境の整備も計画されています。また、個々のドライビングデータをAIで分析し、より良いアドバイスを提供する体制を構築することで、自動車産業全体の活性化を図ることも目指しています。
ctcは、eスポーツの魅力を通じて自動車への関心を呼び起こし、運転の楽しさを広める活動を継続します。これにより、「少子高齢化」や「若者の車離れ」といった社会課題の解決にも寄与し、より多くの人々にモータースポーツの魅力を伝えたいと考えています。
会社情報
中部テレコミュニケーション株式会社
- - 所在地:愛知県名古屋市中区錦1-10-1
- - 設立:1986年
- - 資本金:388億1648万円
- - コーポレートサイト:ctc公式サイト
富士スピードウェイ株式会社
- - 所在地:静岡県駿東郡小山町中日向694
- - 設立:1963年12月19日
- - 資本金:7億円
- - コーポレートサイト:富士スピードウェイ公式サイト
今回の取り組みを通じて、愛知と静岡の両地域がモータースポーツでつながる新しい形の体験を楽しむことができるようになります。ドライビング技術の向上とともに、新たな出会いや楽しみが生まれることを期待しています。