高遮音床構造「Ffine45」の開発とその背景
フィリックス株式会社が新たに開発した高音遮断床構造「Ffine45」は、木造アパートの構造において最高水準の遮音性能を実現しました。この構造は、木造アパートにおける入居者からの騒音問題という深刻な課題を乗り越える革新的な解決策として注目されています。
「Ffine45」の背景
アパートに住む多くの方が直面する悩み、その一つが上下階からの騒音です。特に木造アパートでは、足音や椅子の移動音が気になるものです。これらの音は、クレームの原因になったり、退去に繋がったりすることがあります。こうした状況を受け、フィリックスは「Ffine45」の開発に着手し、「Ffine50」の技術をベースにさらなる進化を遂げました。
特徴①:業界最高水準の遮音性能
「Ffine45」の最大の特長は、その充実した遮音性能です。床の衝撃音がどの程度下階へ影響するかを示す評価基準であるL値において、重量床衝撃音(LH)と軽量床衝撃音(LL)という2つの指標が用いられています。Ffine45は、LH-45・LL-45という数値を達成しており、従来の木造アパート(LH-75程度・LL-75程度)やRC造マンション(LH-50程度・LL-50程度)を凌駕しています。
特徴②:二層構造による進化
「Ffine45」では、床と天井の両側からアプローチを変え、高い遮音性能を実現しました。床材には硬質石膏ボードを2重に重ね、遮音マットの厚みも最適化されています。また、防音タイプの木質フロアーも採用し、振動エネルギーを効果的に吸収します。さらに、天井側には新しい制振ダンパーを設置し、自社アパートでの実証済みです。この革新により、施工の効率化とコスト削減が同時に達成されました。
特徴③:「Ffine」の理念
「Ffine」という名称には、未来を守る「上質な静けさ」を提供したいという想いが込められています。この技術を通じて、入居者やオーナーに満足をもたらす価値ある住宅が実現されることを目指しています。
入居者とオーナーにとってのメリット
この新技術は、入居者に対してRC造をも上回る静けさを実現し、生活音によるストレスから開放します。オーナーにとっては、物件の差別化要素が強化され、安定した収益と資産価値の維持に繋がります。
今後の展望
フィリックスは、今回の「Ffine45」の開発を足がかりに、さらなる技術革新を追求していきます。今後は、実際の住環境でもLH-45・LL-45の性能を目指し、入居者に理想の静けさを提供し続けることを目指しています。賃貸住宅業界において、フィリックスの「Ffine45」は新たなスタンダードとして、多くの期待を集めています。