学生たちが描く未来の福祉とは
若い世代の力で、福祉業界の新たな未来を切り開く。「社会福祉学生ヒーローズスピーチチャレンジin名古屋」が名古屋・栄のエンゼル広場で開催される。これは、厚生労働省補助事業の一環として行われるイベントで、福祉を学ぶ学生たちが自らの経験や思いをスピーチを通じて発表し、介護業界の新しい可能性を探る試みだ。
参加学生たちの挑戦
2025年11月8日、社会福祉学生が一堂に会し、全国的なムーブメント「社会福祉HERO’S」の一環として行われる本イベントには、名古屋経営短期大学、古知野高等学校、菊華高等学校の生徒が登壇する。この取り組みは、介護現場だけでなく、多職種連携や地域共創といった新しい働き方を社会に示すことを目的としている。
菊華高等学校の取り組み
菊華高等学校からは「”当たり前の日常”を支える力に!保育・福祉コースが挑んだ5つの実践プロジェクト」というテーマでスピーチを行う。生徒たちは、地域支援活動やオープンキャンパスのリーダーとしての体験を通じて、日常生活の尊さを伝える。「自分たちの生活がどれほど恵まれているか」との気づきを基に、主催者や参加者とのコミュニケーションを図る。
名古屋経営短期大学の経験
名古屋経営短期大学の介護福祉学科の学生は、「”けん玉”が教えてくれた、自分ができた時より嬉しい瞬間」とのテーマで、子どもたちにけん玉を教える中で得た喜びを語る。学生は、「他人の成長を支えることの魅力」にスポットを当て、多様な働き方の重要性をアピールする。
古知野高等学校の取り組み
古知野高等学校では、文部科学省の先進的プログラム「マイスター・ハイスクール」を活用した学びを発表。ICT機器の活用法など、現代の介護現場に必要なスキルを学び、リアルな実践経験を報告。学生たちは、「これからの介護業界がどういうものか」「将来、自らが関わっていく職業について」の考えが深まったことを声にする。
社会的意義と期待
本イベントを通し、学生たちが既成概念を打ち破り、自らのビジョンを語る熱意が会場を包む。参加者も一体感を持ってイベントを楽しめる演出がある予定だ。地域共創や新しい介護の形を披露することで、福祉業界の魅力を再確認し、憧れの職業としての地位を確立することが期待されている。
発表内容と参加の意義
来場者は、学生たちの情熱を肌で感じ取り、福祉業界への理解を深める機会を得る。また、学生たちも新しい価値観を仲間や観客に伝えることで、自身の成長へとつなげるのだ。このような活動を通じて、地域共創や福祉に関心を持つ次世代が育成されることが目指されている。
参加方法と詳細情報
- - 日時: 2025年11月8日(土)11:00~
- - 会場: エンゼル広場(名古屋市中区栄3丁目15)
- - 参加費: 無料
社会福祉HERO’Sを応援する全ての方々に、ぜひ足を運んでいただきたい。