藤前干潟クリーン作戦
2025-10-24 17:37:20

2025年秋に行われた藤前干潟クリーン大作戦の成果報告

環境保護への熱意が集結!藤前干潟クリーン大作戦



2025年10月18日、愛知県の藤前干潟で「’25秋の藤前干潟クリーン大作戦」が開催されました。このイベントには1947名ものボランティアが参加し、海洋ごみの削減を目指した熱い取り組みが行われました。一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県が主催するこのイベントは、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環です。

藤前干潟は2002年にラムサール条約に登録された国際的に重要な湿地です。この場所では多様な生態系が守られている一方で、周辺の河川から運ばれるプラスチックごみが問題となっています。そこで、地域の子どもたちが安心して遊べる環境を取り戻すために、クリーン大作戦が2004年から定期的に行われています。今年度で43回目となるこの取り組みには、地域住民、企業、学生などが参加しました。

清掃活動の概要と参加者の様子



清掃活動は午前10時から11時30分の間に行われ、曇り空の下、雨が少しぱらつくお天気でしたが、多くのボランティアが足元に気をつけながらごみを拾いました。特に中堤会場では596名の参加者が集まり、普段は入ることのできないエリアでの清掃が行われました。参加者たちは、流れ着いたペットボトルや空き缶、発泡スチロールなど、目の前に広がるごみの山に驚きを隠せませんでした。

清掃活動の成果として、合計1404袋分のごみが回収されました。可燃ごみが1290袋、不燃ごみが88袋に加え、自転車やタイヤ、ドラム缶といった粗大ごみもおおがかりに集まりました。これにより、藤前干潟の環境が少しでも改善され、伊勢湾周辺海域へのごみの流出が防げることになります。

参加者の感想



参加者から寄せられた声も心を打つものでした。「思っていた以上にごみがあって驚きました。ごみが袋にいっぱいになったとき、川がきれいになるのが嬉しかった」。また、他の参加者は「一人で拾うよりみんなで取り組むと気持ちが前向きになれる」と語り、清掃活動の重要性を実感している様子でした。初めて参加したという声からも、新たな意識の変化を感じることができました。

今後の取り組み



「海ごみゼロ」を目指す藤前干潟クリーン大作戦は、これからも続いていきます。そして、参加者の一人ひとりの意識の変化が、このプロジェクトの大きな力となります。私たち一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごととして捉え、これ以上海にごみを出さない社会を実現していきましょう。

ぜひ、次回のクリーン大作戦にも参加して、地域の環境保護活動に貢献しましょう。私たちの小さな行動が、未来の海を守る大きな力となります。詳細については海と日本プロジェクトの公式サイトをご覧ください。


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