ACミランアカデミー愛知が15年目の新章を迎える
ACミランアカデミー愛知が、この春で15年目のシーズンを迎えます。新しいテクニカルディレクターに就任したのは、イタリア出身のマッテオ・ロレティ(Matteo Loreti)。彼は今春、中部国際空港に到着し、期待に胸を膨らませながらアカデミーの新たな挑戦を始めました。
マッテオ・ロレティのプロフィール
マッテオ・ロレティは1994年生まれの28歳。ローマのスポーツ科学大学を卒業後、大学院で運動教育を学び、さらにフットボールマネージャーの修士課程を修了した若手指導者です。彼のサッカー指導者としての経歴は、イタリア国内での公立学校での指導や、サッカークラブでの指導を含む多岐にわたります。また、クウェートにあるACミランアカデミーでの経験も持つ彼は、最年少のテクニカルディレクターとして新天地での活躍が期待されています。
先代たちから受け継ぐ想い
ACミランアカデミー愛知は、2011年の創立以来、初代テクニカルディレクターであるマッテオ・コントを皮きりに、クラウディオ・ゾラ、マルコ・ポンピーリと、これまでに3人のイタリア人指導者がその舵を取ってきました。彼ら各々が持つ優れた経験と知識は、日本におけるアカデミーの成長に大きく貢献してきました。
マッテオ・ロレティは、異文化を経て新たな刺激を持ち込むことで、アカデミーに新しい風を吹き込むことが期待されています。彼の若いエネルギーは、選手たちにとっても良い影響を与えるに違いありません。
現場での活動
ロレティが日本に来たのは3月3日。到着後すぐにトレーニングが始まりました。名古屋、豊橋、小牧を拠点に、子どもたちとのコミュニケーションを重視しており、彼らの顔と名前を早速覚えていく姿勢を見せています。また、ロレティはチームの結束を強めるために、積極的にイベントや対外試合を企画しています。
特に、4月には日本国内のイベントに参加する一方で、イタリアへの遠征も計画しています。これにより、子どもたちには新しい経験や挑戦の機会を与え、サッカー技術の向上を目指しています。
ACミランアカデミープロジェクトの展開
ACミランのアカデミープロジェクトは、30年以上の歴史を誇り、現在では11ヶ国14校が展開されています。愛知は、その中でも特に長い歴史を持つ重要な拠点です。このアカデミーは、技術を磨くとともに、選手たちの人間性を育てることにも力を入れています。
今後、ロレティの指導のもとで、選手たちがどのように成長していくのか非常に楽しみです。彼の日本での経験がアカデミーに良い影響を与え、さらなる成長を遂げていくことを祈っています。
注目の未来
これまでのアカデミーの歩みを踏まえつつ、マッテオ・ロレティがどのように新たなイノベーションや影響を与えていくのか、愛知エリアのサッカーファンにとっても注目です。彼の挑戦が、愛知そして日本のサッカー界に新しい風をもたらすことを期待しています。