新型インシデント報告システム
2026-08-05 12:35:17

名古屋大学発ベンチャー、次世代インシデントレポートシステム「Zeroharm」を正式にリリース

名古屋大学発の新システム「Zeroharm」の誕生



愛知県名古屋市に本社を置くゼロハーム株式会社が、次世代型インシデントレポートシステム「Zeroharm」を正式にリリースしました。このシステムは、医療現場におけるインシデント報告をよりスムーズに進めることを目的としており、名古屋大学医学部附属病院での研究成果を基に開発されたものです。

Zeroharmの特徴



1. 報告しやすさの追求


Zeroharmではインシデント報告を「反省文」にしないことに重きを置いています。入力画面は選択式を中心に構成されており、報告項目はインシデントの種類に応じて変化します。そのため、ユーザーは平均3〜4分で報告を完了でき、匿名での報告も可能です。これにより、心理的負担を軽減し、報告しやすい環境を作り出しています。

2. 管理業務の効率化


報告された情報は、瞬時に検索や集計が行えるため、医療安全管理者が迅速に必要なデータを確認できます。様々な条件による絞り込みにも対応しており、効率的に医療安全の状況を把握できます。これにより業務負担も軽減することが期待されています。

3. クラウド対応


Zeroharmはクラウド型のシステムで、パソコンだけでなくスマートフォンからも利用可能です。これにより、報告用端末の順番待ちなどの問題を解消し、迅速な報告を支援します。これまでの報告プロセスを一新し、業務の質を向上させることでしょう。

4. リスク量測定AIの搭載


名古屋大学の特許技術を活用したAI機能により、インシデントレポートは数値的に評価されます。数十万件のデータを分析し、独自の「リスク値」を算出。これにより、医療現場でのリスク状況を可視化し、早期の対策が可能になります。特定の部署でリスク値が高まっている場合、迅速な対応が求められます。

5. AIによるサポートと音声入力


ZeroharmはAIによるレポート作成支援機能や音声入力に対応しています。これにより、隙間時間の有効活用が可能となり、報告し忘れを防げます。また、文章の要約や添削などの機能も搭載しています。

6. レポートの共有とカスタマイズ


このシステムを導入している病院同士でレポートを共有し、病院独自のレポートを作成することも可能です。院内サーバーを必要としないため、導入時の初期負担も少なく、各医療機関にとって利用しやすいシステムです。

継続的な進化を目指して


Zeroharmは正式にリリースされたにも関わらず、これが終わりではありません。ゼロハーム社は、医療現場の声を取り入れながら、機能の継続的な改善を進めていく方針です。今後は地域医療のネットワークや、在宅医療への展開も視野に入れています。

代表取締役の星剛史氏は、「すべての医療事故を無くすことは簡単ではありませんが、回避可能な事故を少しでも減らすことが私たちの使命です」とコメント。Zeroharmは、報告する側でも管理する側でも活用しやすいシステムを目指して開発されています。

この新しいシステムが医療現場の安全性向上にどのように寄与するか、今後の動向に注目です。皆さんもゼロハームの取り組みにご期待ください。


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