名古屋市の不登校支援
2026-07-01 13:24:00

名古屋市が教育メタバースを活用した不登校児童生徒支援事業を開始

名古屋市の不登校児童生徒支援事業開始



名古屋市において、富士ソフトが提供する教育メタバース「FAMcampus」を活用した不登校児童生徒支援事業が、2026年9月から本格運用されることが決定しました。この取り組みは、2024年度からの2年間にわたる実証実験を経て、2029年3月まで継続的に運営されます。

落ち込む不登校の現状



文部科学省の調査によると、2024年度の小・中学校における不登校児童生徒の数は過去最多の35万3,970人に達し、12年連続で増加傾向にあります。名古屋市では、6,208人の不登校児童生徒がいます。これに対抗するため、文部科学省では「COCOLOプラン」と呼ばれる不登校対策を実施し、全国的に支援体制の強化が求められています。しかし、従来の支援方法では対応が難しい場合も多く、特に外出が難しい子どもたちにとって、新たなアプローチが必要です。

FAMcampusを使った新たな取り組み



名古屋市は、「Nagoya HEART Plan」を策定し、不登校児童生徒のための支援策の一環として、教育用メタバース「FAMcampus」を使用する実証事業『Nagoya Compass Campus』を始めました。このプログラムは、メタバース空間、カリキュラム、講師、専任の不登校支援専門員の4つの要素を組み合わせた「不登校支援パッケージ」を提供し、教育環境を整備しています。

実証実験の結果、子どもたちと保護者からは継続利用への高い評価が寄せられました。安心して学びや交流ができる場所を提供することで、今回の施策が新たな選択肢として確立されました。

新たな運営体制



2026年度の本格運用では、最大500名の児童生徒が参加できるオンラインプログラムが展開されます。授業は週3回、自習日が週2日で、合計週5日体制で運営されます。さらに、不定期で行われていた地域学習型のオンライン授業も年3回の定期開催に拡充される予定です。これにより、外出が難しい子どもたちにも地域社会とのつながりを持つ機会が増えます。

未来に向けた継続的な支援



富士ソフトは、引き続き「FAMcampus」を使った不登校児童生徒支援に注力し、自治体や教育まちづくりと連携しながら、個々のニーズに合った居場所と学びを提供します。この取り組みを通じて、名古屋市は子どもたちのみならず、社会全体の明るい未来のために貢献していきます。

結び



不登校問題は社会的な課題であり、名古屋市の取り組みが全国にも波及することが期待されます。教育メタバースの活用により、より多くの子どもたちに自立の機会が与えられることを願っています。


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