藤前干潟のクリーン作戦
2025-05-30 14:41:25

藤前干潟クリーン大作戦、1505名が参加し829袋のごみを回収!

藤前干潟クリーン大作戦、1505名が参加し829袋のごみを回収!



2025年5月24日、愛知県の藤前干潟で「'25春の藤前干潟クリーン大作戦」が行われました。このイベントは、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、海の環境を保護し、次世代に美しい海を引き継ぐために開催されました。参加者は地域住民をはじめ、市民団体や企業、学生ボランティアなど多岐にわたり、総勢1505名が集まりました。

藤前干潟は、ラムサール条約に登録された湿地として知られる場所であり、日本有数の渡り鳥の飛来地でもあります。しかし、その美しい環境を保つためには、毎年春と秋に行われる清掃活動が欠かせません。ひとたび上流から流れ込むごみが問題となり、ペットボトルやビニール袋、発泡スチロールなどが干潟に漂着してしまっています。これを子どもたちが安心して遊べる場所に戻すため、多くのボランティアが結集しました。

当日は小雨が降る中、参加者たちは藤前干潟周辺で清掃活動を開始しました。河口付近の岩場が滑りやすくなっていたため、皆が足元に注意を払いながらごみを拾い集めました。清掃中、藤前干潟のスタッフが参加者に向けて、マイクロプラスチックの問題について説明したり、ごみの拾い方を教えたりする場面も見られました。実際にマイクロプラスチックや植物片を一緒に回収する様子は、環境教育の一環として非常に重要です。

約1時間半の清掃活動を終えた時、集められたごみの総量は829袋に達しました。その内訳は、680袋が可燃ごみ、106袋が不燃ごみ、さらにタイヤなどの粗大ごみも含まれていました。この成果は、参加者全員の努力の賜物であり、海洋ごみ問題への意識を高めるきっかけとなるものでした。

藤前干潟でのごみ拾いは、伊勢湾に流れ出るゴミを減らし、さらなる海洋環境の保護につながります。この地での清掃活動は「伊勢湾ごみ流出防衛最前線」と位置付けられています。私たち一人ひとりが環境活動に取り組むことの重要性を、多くの参加者が感じたことでしょう。

参加した子どもたちや保護者からは、「マイクロプラスチックがこんなに落ちているとは驚きました」、「子どもに良い経験になったと思います」、「宝探しのようで楽しかった」、「海の生き物たちも喜んでくれるはずです」といった感想が寄せられ、活発な対話が生まれました。

次回の藤前干潟クリーン大作戦は2025年10月18日(土)を予定していますので、さらなる活躍が期待されます。このような地域を巻き込む活動は、未来の海を守るための一歩として非常に意義深いものであり、活動を通じて新たなつながりと認識が生まれることを願っています。

一般社団法人海と日本プロジェクトin愛知県は、海の環境保護活動を推進しており、地域コミュニティの力を引き出すことに力を注いでいます。このプロジェクトは、ただ美しい海を守るだけでなく、子どもたちに海とのつながりを教え、未来への責任を果たすための重要な役割を担っています。ぜひ次回のイベントにも参加し、私たちと一緒に海を守りましょう。


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