名古屋市の東桜小学校で地産食材を使ったケーキ作り体験を実施

名古屋市で地産食材を使ったケーキ作りを体験！

2025年10月14日と15日の2日間、名古屋市立東桜小学校の5年生57名を対象に、地元の食材を使った「県産食材ケーキ作り教室」が開催されました。このプログラムは株式会社FARMER YOUとレストラン「THE GATEHOUSE」の協力によって実施され、地域の食や一次産業の重要性を子どもたちに伝える目的があります。

地産地消と食育の大切さ

地産地消をテーマにしたこの授業では、地元食材の魅力が紹介されました。児童たちは、八木シェフと岩田パティシエから直接教わり、愛知県産のイチジクや津島市周辺で栽培されているローゼル、さらにはエディブルフラワーといった珍しい食材にも触れました。食材は地元で育てられていることに理解を深め、輸送によるCO2排出を減らすことや、新鮮な食品の重要性も学びました。

特に、ローゼルの収穫体験は子どもたちにとって新鮮な驚きでした。初めて目にする食材とのふれあいを通じて、地域の農業や食文化への興味も高まりました。子どもたちは、生クリームのコーティングやケーキのデコレーションに熱心に取り組み、各自が個性的なケーキを仕上げました。

食の楽しさと地域への感謝

イベント終了後には、参加した子どもたちから「一緒にケーキを作って楽しかった」という声や、「クリームを絞るのが特に楽しかった」との感想が寄せられました。共同作業で得られた達成感や、プロの技術に触れられたことへの嬉しさがここに表れています。また、「地元の食材を使うことができて感謝の気持ちが深まった」という意見もあり、地元食材に対する愛着が育まれた様子が伺えました。

さらに、「家でもケーキを作ってみたい」という食への探求心や、「愛知県には他にどんな食材があるのだろう」との疑問も生まれ、次世代育成に繋がるプログラムになりました。

地域社会とともに育つ食文化

「THE GATEHOUSE」は地域の食文化を大切にし、地元食材を使ったメニューの開発や食育活動に力を入れています。今回の授業も、名古屋での食文化の保全と発展を目指すシェフの想いから実現しました。

今後も株式会社FARMER YOUは、地域との連携を強化しつつ、一次産業や地域の課題を理解するための食育・環境教育の活動を展開していきます。食を通じて次世代に持続可能な未来を作る一助となることを目指しています。