牛乳パックから新たな資源を生み出すリファインバースの挑戦
株式会社リファインバースグループの革新技術
牛乳パックは、私たちの日常生活に欠かせない存在です。しかし、その廃棄物の処理は依然として課題です。株式会社リファインバースグループ(本社:東京都千代田区)は、この問題に立ち向かい、牛乳パックなどに使用されるポリエチレンフィルムの再生技術を開発しました。この革新により、パックからリサイクル不能とされていたフィルムから有用な資源を生まれる可能性が広がります。
開発の背景
毎年、牛乳パックを含む紙パック製品は約8.8万トンが回収され、その中からパルプが再生利用されています。しかし、ポリエチレンフィルムは再生利用が難しく、熱利用にとどまっていました。その主な原因は、ポリエチレンフィルムに残るパルプ分が分離できなかったためです。
リファインバースグループは、この課題を解決するために、新たな分離精製技術を開発しました。この技術により、ポリエチレンフィルムからパルプを取り除き、高純度なポリエチレンを製造することに成功しました。これにより、回収された約1.7万トンのポリエチレンフィルムが、価値のある資源として再生利用される道が開けたのです。
リサイクルプロセスの実施
開発した技術は、今年6月に稼働予定の「リファインバース蒲郡工場」でのリサイクルプロセスに組み込まれます。ここでのポリエチレンは、マテリアルリサイクルおよびケミカルリサイクル対応可能な汎用性の高い原材料となる見込みです。これにより、幅広い産業において廃プラスチックの循環が促進されるでしょう。
今後の展望
リファインバースグループは、牛乳パック以外にも紙パックやアルミラミネートフィルムの再生、さらには自動車バンパーの塗料剥離技術の開発を目指しています。これにより、廃棄物の再生利用をさらに進め、「都市油田」の採掘とサーキュラーサプライチェーンの強化を目指しています。
企業の理念
リファインバースグループは「誰にもない視点と技術で、未来へ富をつないでいく」という理念のもと、20年以上にわたってサーキュラーエコノミーの実現に取り組んできました。業界では難しいタイルカーペットの水平循環型リサイクルや、廃漁網の高品質リサイクルナイロンペレットなど、多様な素材の再生製品を開発しています。これらの活動を通して、事業の力で循環型社会を実現するべく活動を展開しています。
未来に向けて、リファインバースグループの挑戦は続きます。私たちもこの取り組みを応援し、環境に優しい社会を共に築いていければと思います。