MOLDINOが新たに提案するダイカスト金型用超硬シャンクの魅力とは

MOLDINOが新しい超硬シャンクを発表！

株式会社MOLDINO（本社：東京都墨田区、代表取締役社長：金子善昭）は、2025年2月5日に新しくダイカスト金型専用の超硬シャンク「ASCフリーネックタイプ」を発売します。この製品は、近年の大型化が進むダイカスト金型への対応を目的に開発され、特に深彫り加工に特化した設計がなされています。

ダイカスト金型の大型化がもたらす課題

近年、ダイカスト金型は一体化される部品点数の増加に伴い、そのサイズも大型化しています。これは高機能化とコスト削減を実現するために必要なプロセスですが、その一方で、起伏の激しい金型により、より深い加工が求められています。従来の超硬シャンクでは、工具径に対する突き出し量の比率がL/D＝10が上限であり、これを超える加工では放電加工が必要となり、コストと時間がかかります。

MOLDINOの革新的な解決策

MOLDINOはこの課題に対し、ダイカスト金型の抜き勾配に合わせたテーパ設計を採用することで、干渉を回避しつつ剛性を向上させました。その結果、L/D＝12程度までの深彫り加工に対応できる「ASCフリーネックタイプ」が誕生しました。

商品の特長

新たに登場した「ASCフリーネックタイプ」には2つのバリエーション、すなわちテーパタイプとストレートタイプがあります。これにより、利用者は干渉を気にすることなく、望む突き出し量を自由に調整できます。特にテーパタイプは高剛性形状を持つため、従来の製品と比較して深い加工が可能です。また、ストレートタイプは工具径に対してシャンク径が小さく設計されているため、立壁との接触を避けることができます。