未来につなぐSDGs
2025-09-10 14:48:19

未来を見据えたSDGsの取り組みを促進するOSAKA JAPAN SDGs Forumの成功

大阪・関西万博でのOSAKA JAPAN SDGs Forum



2025年9月5日に、大阪・関西万博の会場内にあるEXPOホール「シャインハット」で「OSAKA JAPAN SDGs Forum」が盛大に開催されました。このイベントは、大阪府が策定した「Osaka SDGs ビジョン」に基づき、全大阪でのSDGsの新たな取り組みを促進する一環として実施されたものです。会場には、企業関係者、自治体、NPO、学生など多様な参加者が集まり、持続可能な社会の実現に向けた熱心な議論が展開されました。

第一部:基調講演とパネルディスカッション



イベントは、ダンスカンパニーDAZZLEとダンスユニットBOTAN、さらには約70名の出演者によるオープニングダンス「光結び」で幕を開けました。大阪府の吉村知事は、あいさつの中で、「SDGs先進都市」を目指して全力で取り組む姿勢を示しました。「みんなの知恵をつなげて、世界を変えよう」というコンセプトのもと、参加者の意見を集約し、今後の行動につなげる重要性を強調しました。

続いて、国連事務総長の任命を受けた蟹江憲史教授が基調講演を行い、「変革」というキーワードを通じて、地域や小規模の組織でもSDGsの取組みが進む可能性を語りました。彼はSDGsは2030年で終わるのではなく、その先も続く重要なテーマであると指摘し、地域コミュニティの活動の強化を促しました。

特別講演では、シュナイダーエレクトリックの青柳亮子氏が登壇し、持続可能な企業活動の具体的事例について紹介。特に、サステナビリティの重要性を事業成長の機会と捉える姿勢を強調しました。彼女は、自社の気候変動対策やIoTプラットフォーム「EcoStruxure」を用いた革新について触れ、視野を広げる重要性についてまた強調しました。

パネルディスカッションの内容



パネルディスカッションでは、さまざまな業界のリーダーたちが集まり、SDGs達成に向けた具体的な行動について意見を交わしました。日本総合研究所の佐々木氏は、企業だけでなく個人の意識の変化が必要だと語りました。他のパネリストもそれぞれの立場から、産官民の協力による脱炭素化へ向けた取り組みの重要性を訴えました。環境に関心のある参加者たちは、具体的なプロジェクトを通じて、どのように業界の連携を深めるかに焦点を当てました。

第二部:アートと未来に向けたメッセージ



第二部では、演歌歌手の中村美律子氏が特別に登場し、視覚障がいのある方々のための補助犬についての啓発活動を行いました。彼女は、社会全体での理解とサポートが大切であると呼びかけ、ダンスや音楽が持つ力の大切さを改めて感じさせました。

続くプレゼンテーションの中では、学生や若手のアイデアが発表され、関西大学北陽高等学校や山脇学園高等学校の成果が高く評価されました。彼らの取り組みは、SDGsの重要性を身近に感じさせ、多くの参加者の共感を呼び起こしました。

未来へのバトン



イベントの最後は、次期開催地である愛知県豊田市の市長やトヨタ自動車の担当者、そして蟹江教授によるパネルディスカッションが実施されました。彼らはSDGsの達成に向けた官民連携の重要性について話し合い、愛知県の取り組みの意義を強調しました。トヨタ自動車が地域に根付いた活動を行いながら持続可能性を追求する姿勢は、参加者の心を強く捉えました。

大阪府は、引き続きSDGs先進都市に向けた取り組みを進めていく意向を示し、今後の開催やイベントにも多くの期待が寄せられています。SDGsに対する理解や取り組みを進めることで、地域の持続可能な発展が加速することが期待されます。詳細情報やイベント報告は、公式HPを是非ご覧ください。


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