岸田吟香展
2025-04-18 14:41:29

豊田市博物館で岸田親子の芸術を探る特別展、近代の東洋との関係を学ぶ

岸田吟香と岸田劉生展:近代の東洋文化を掘り下げる



愛知県豊田市に位置する豊田市博物館は、開館から1周年を迎え、特別企画展「岸田吟香と岸田劉生―近代、それは東洋にあり―」を開催します。この展覧会は、私たちが「近代」と呼ぶ時代がいかにして形成され、その背景にどのような文化的影響があったのかを探る絶好の機会です。

展覧会の概要



本企画展は、岸田吟香(きしだぎんこう)とその子である岸田劉生(りゅうせい)の藝術作品を中心に据え、約100点の貴重な展示品を通じて、日本の近代化の過程を再考します。吟香は明治期において儒官として活動し、ジャーナリストとしても知られます。彼は西洋からの文化や技術を日本に普及させる役割を果たしましたが、それと同時に、中国(清)を訪れ、最先端の書を日本に持ち帰るなど、東洋の文化も同様に、日本の近代化に寄与した重要な要素であることを示します。

一方、岸田劉生はその卓越した画才で知られ、その作品を通じて日本の美術界に多大な影響を与えました。展覧会では、父子の作品を対比させながら、近代日本における「西洋化」と「東洋文化」の相互作用を探ります。

企画展の開催情報



  • - 開催期間:2025年4月26日(土)~6月15日(日)
  • - 時間:午前10時~午後5時30分(入場は午後5時まで)
  • - 休館日:月曜日(4月28日・5月5日は開館)
  • - 場所:豊田市博物館(愛知県豊田市小坂本町5-80)
  • - 観覧料:一般1,000円(団体800円)、大学生・高校生800円(団体600円)、中学生以下は無料

関連イベントの開催



展覧会だけでなく、関連イベントも充実しています。以下の講演会が予定されています:

  • - 「岸田劉生の文人趣味」
- 日時:2025年4月26日(土)午後2時~3時30分
- 講師:梶岡秀一氏(京都国立近代美術館学芸課長)
- 定員:100名(要事前申し込み)

  • - 「岸田吟香に宛てた日下部鳴鶴の手紙と幕末の三筆の書」
- 日時:2025年5月25日(日)午後2時~3時30分
- 講師:増田孝氏(愛知東邦大学客員教授)
- 定員:100名(要事前申し込み)

どちらの講演会も参加は無料ですが、事前申し込みが必要です。この機会に、特別展を通して天津藩の恵みと歴史を学び、岸田親子の作品に触れてみることをお勧めします。

プレス内覧会の開催



また、メディア関係者向けにプレス内覧会も予定されています。
  • - 日時:2025年4月25日(金)午前11時30分~午後0時15分
  • - 場所:豊田市博物館
  • - 内容:担当学芸員による展示の概要説明

本企画展は、岸田親子の芸術活動がどのように日本の近代文化に影響を与えたかを理解するための重要な機会です。この展覧会を通じて、皆さんも彼らの作品に触れ、東洋と西洋の文化的融合を楽しんでみてはいかがでしょうか。


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