名古屋に新たに開設されたIT研修センターが人材不足解消に貢献

名古屋に新たに誕生したIT研修センター

2023年6月16日、日研トータルソーシング株式会社が名古屋市に新しいIT研修施設、「IT研修センター名古屋」をオープンしました。これは、国内で2カ所目のIT研修センターであり、今後のIT業界の人材不足に対応するために設置されました。

IT人材不足の深刻化

昨今、デジタルトランスフォーメーション（DX）の推進が企業において急務とされており、それに伴いIT人材の需要は増しています。経済産業省の調査によれば、2030年には最大79万人のIT人材が不足するとの予測があり、企業の経営者や人事担当者の約9割がこの問題を実感しています。このような現状を背景に、日研トータルソーシングは再びIT研修センターを新設し、地域の人材育成に力を入れています。

名古屋での研修内容と目的

新設されたIT研修センター名古屋では、コンピューターの基礎からデータベース、ネットワークに至るまで、さまざまな分野の研修が実施されます。特に、20年以上の実務経験を持つ講師陣が指導にあたり、受講生が約2カ月の研修を通じてITエンジニアとして必要なスキルを習得できるようサポートします。

具体的な研修内容としては、C言語によるプログラミング演習があり、今回新たに組み込み系プログラミングの要素も加わります。これにより、幅広い分野で求められる組み込み系エンジニアの人材ニーズにも対応可能になります。

名古屋開設の意義

名古屋の「IT研修センター名古屋」は、中部・関西地域におけるIT人材育成を促進し、東京のセンターと同様の質の高い教育を提供します。これにより、地域のIT人材需要に迅速かつ効果的に応えることが期待されています。また、研修生の移動距離の負担を軽減し、地元企業のニーズを的確に捉えた人材育成が実現します。

今後も日研トータルソーシングでは、地域企業のニーズに応じた研修内容を取り入れ、技術の進化や業界のトレンドに合わせた研修プログラムを定期的に見直すことで、最新の知識と技術を受講生に提供していきます。