UJ-Crystal資金調達
2026-07-31 15:55:18

UJ-Crystalが4.3億円を調達!高耐圧SiC半導体の新時代へ

UJ-Crystalが4.3億円の資金調達に成功



名古屋市に本社を置く株式会社UJ-Crystal(UJC)は、最近、第三者割当増資を通じて合計4.3億円を調達しました。この資金は、次世代の高耐圧SiC半導体の開発を加速させるために活用されます。

資金調達の背景と目的



UJ-Crystalは、AIデジタルツイン技术を駆使して溶液法による超高耐圧p型SiC半導体基板用ウェハの開発を進めています。この技術は、電力需要の増加と再生可能エネルギーの送電問題の解決に寄与することを目指しています。最近のデータによれば、グローバル電力市場では、約3000GW相当の再生可能エネルギー由来の電力量が送電できていない状況に直面しています。

これに対応するためには、HVDC(高圧直流送電)、STATCOM(静的同期補償器)、SST(固体トランス)などの技術革新が必要です。UJ-Crystalは、次世代のパワーシステムの一環として、この新しいSiC基板用ウェハの開発を推進していきます。

開発の特徴と技術



UJ-Crystalが開発を進めている超高耐圧p型SiC基板用ウェハには、AIを利用したデジタルツイン技術が活用されています。この技術により、SiC結晶の成長過程をシミュレーションし、高品質なウェハの製造を実現することが期待されています。特に、従来の昇華法では難しいp型SiCのドーピング制御を克服することが可能となります。

この技術は名古屋大学の宇治原教授の研究成果を基盤にしており、NEDOのグリーンイノベーション基金からの支援も受けています。UJ-Crystalは、大学との共同研究を通じて、より高品質で安定した結晶の製造方法を模索しています。

投資家のコメント



資金調達に関与したSBIインベストメント、京都大学イノベーションキャピタル、地域と人と未来株式会社の代表者からは、UJ-Crystalの挑戦を支援できることへの期待が語られました。SBIインベストメントの松本氏は、宇治原代表の長年の研究が社会実装のステージに達したと感じ、そうした技術はパワー半導体産業に大きな影響を与えると確信しています。

また、京都大学イノベーションキャピタルの八木氏も、宇治原教授が追求してきた本質を捨てずに挑み続ける姿勢が、世界を変える力になると語りました。これらの背景からも、UJ-Crystalの挑戦は大きな期待を集めています。

未来への展望



UJ-Crystalは、今回調達した資金を用いて、さらに5.7億円の追加資金調達を検討しており、注目の目標達成を目指しています。宇治原代表は、技術の社会実装に向けた努力を惜しまず、革新的なパワー半導体を通じて低炭素社会の実現へ向けて貢献していく考えを示しています。

名古屋から世界へ、UJ-Crystalの挑戦は今後ますます注目されることでしょう。


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