大人と子どもが共に考え育む未来-「子どものためのまちづくりカフェ」
名古屋市名東区の上社学区で、地域の未来を子どもたちが主体的に考えるイベント「子どものためのまちづくりカフェ」が開催されます。この取り組みは、地域コミュニティーの重要性が叫ばれる中、特に子どもたちが自らの意見を声に出し、まちづくりに参加できる場を提供することを目的としています。
イベントの概要
この「子どものためのまちづくりカフェ」は、名古屋市名東区に位置する名東生涯学習センターを会場に、地域のまちづくり団体「上社ウェルまちビーイング」の主催で行われます。イベントでは、コミュニケーションを促進する「まちづくり絵馬」のワークショップが特に注目されています。子どもたちは、まちに対する願いや希望を絵馬の形で表現することができ、他の参加者と意見を交わすことで、より多角的にまちを考えます。
「まちづくり絵馬」とは、自分が暮らすまちについて、「実はこうなってほしい」という思いを表現するためのもので、地域の未来を共に見つめ直す機会を提供します。子どもたちが描いた絵馬をみんなで見ながら話し合う時間は、非常に楽しみなものです。
カフェの魅力
イベント会場にはカフェスペースも設けられ、ドリンクは一杯50円から、お菓子は13円から提供される予定です。手軽に利用できる価格で、来場した子どもたちは、ドリンクやおやつを楽しみながら、過去に行われたイベントで書かれた絵馬への返答を見たり、ワークショップに参加することで、地域コミュニティーの一員としての自覚を高めることが期待されています。さらに、ワークショップに参加した子どもにはお菓子がプレゼントされるため、参加する楽しさも倍増します。
これまでの成果
このワークショップは、今年8月に実施された「まちづくりカフェ&バー」の成功を受けて企画されました。イベントには、愛知淑徳大学から地域の大学生がボランティアとして参加し、約100枚の絵馬が収集されました。多くの子どもたちの声を集め、その後の分析からもっと深く地域について話し合う必要があると判断され、今回のイベントにつながりました。
背景と目的
近年、少子化や共働き世帯の増加など、地域コミュニティーが萎縮している中、上社ウェルまちビーイングは子どもたちが安心して成長できる地域社会を目指しています。この活動は、運営の負担が偏ることなく、すべての世代が参加できるコミュニティーの形成を目指すものです。まちの未来を子どもたちと共に考え、意見を交換することで、新たな地域の絆を築くことが期待されています。
取組の今後
イベントの開催にあたり、名古屋市教育委員会からの後援も受けており、地域への還元を目的としたさまざまな試みが進められています。今後も、「まちづくり絵馬」の取り組みをさらに進化させながら、地域の特徴を生かした活動を行っていく予定です。
お問い合わせ
詳細やお問い合わせについては、上社ウェルまちビーイングの公式連絡先までご連絡ください。子どもたちと一緒に、明るいまちの未来を描くため、ぜひご参加をお待ちしております。