「種麹の未利用資源を活かすビオックの取り組みと交流イベント」
愛知県豊橋市に拠点を置く株式会社ビオックの代表取締役、村井三左衛門氏が、愛知県主催のスタートアップ交流イベント「第2回 愛知県東三河×首都圏スタートアップ つなぐ・めぐるMeet Up!」に登壇することが決まりました。イベントは2026年2月3日、大手町で開催されます。この場で、ビオックは埼玉県富士見市に本社を置くASTRA FOOD PLAN株式会社と共同で進めているプロジェクトについて発表する予定です。
このプロジェクトの目的は、種麹製造過程における未利用資源のアップサイクルです。種麹は蒸した米を培地とし、麹菌を繁殖させる際に生じる特有の培地が問題となります。本来、この培地は麹菌の有効成分が豊富にもかかわらず、最終的には製品から取り除かれる運命にあります。生活製品の生産者からは「工場の衛生管理上、混入を避けるべき菌」とされ、食品製造の原料として扱いづらい状況です。
そこで、ビオックはASTRA FOOD PLANが持つ過熱水蒸気を利用した乾燥・殺菌技術を応用し、この培地を安全かつ機能的な新素材に変える取り組みを進めています。こうして得られた粉末状の食材、『ぐるりこ©』として商品化を目指し、社会に向けて展開しています。これにより、食品業界における資源の再利用にも寄与し、エコロジーの観点でも注目されています。
このプロジェクトは、2025年11月20日に行われた「第1回 愛知県東三河×首都圏スタートアップつなぐ・めぐるMeet Up!」を機に始まりました。注目されるのは、愛知県東三河地区と首都圏の業界が連携し、新しい価値を生み出す機会に満ちた状況です。
イベント詳細
交流イベントの概要は以下の通りです。
- - 名称: 第2回 愛知県東三河×首都圏スタートアップ つなぐ・めぐるMeet Up!
- - 日時: 2026年2月3日(火) 16:00~20:00(第1部 16:00開始、第2部 18:10開始)
- - 会場: 3×3 Lab Future(東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル 1階)
- - 主催: 愛知県(愛知県東三河総局企画調整課)
参加者同士の出会いと刺激を通じ、新たなビジネスの可能性を探る貴重な場となることでしょう。詳細は
こちらから確認できます。
登壇者のプロフィール
村井三左衛門氏は、室町時代からの伝統を受け継ぐ種麹メーカー「糀屋三左衛門」の第29代当主でありながら、先進的な技術を広めるために株式会社ビオックの代表を務めています。公益財団法人日本醸造協会の理事を務め、食の未来を切り開く活動にも尽力しています。
一方、ASTRA FOOD PLANの加納千裕氏は、食品メーカーの経験を活かし、2020年に同社を設立。食品の乾燥・殺菌を行う設備を開発し、環境への配慮を持った新しい食の在り方を模索しています。
会社概要
株式会社ビオック
室町時代にスタートした「糀屋三左衛門」の経験を基に、微生物の研究開発に取り組んでおり、全国の醸造メーカーに向けて種麹を提供しています。各種の麹素材開発や共同研究にも注力しています。
ASTRA FOOD PLAN株式会社
食品の過熱水蒸気による乾燥・殺菌装置を開発し、アップサイクル食材 『ぐるりこ©』 の製造を行っているスタートアップ企業です。
このイベントは、地域の農業系スタートアップにとって新しいインスピレーションとなることでしょう。地域全体の活性化につながる取り組みに注目です。