整備士育成をサポートするナルネットコミュニケーションズの挑戦
愛知県春日井市に本社を構える株式会社ナルネットコミュニケーションズは、2026年5月18日と19日に岐阜県立国際たくみアカデミーにて、自動車整備士の育成を目的としたセミナー「自動車整備作業の標準化」を開催しました。このセミナーは、特に入社5年以内の若手整備士を対象にしており、整備士不足や技術継承が課題とされる中、整備作業の標準化が求められる背景に沿った内容となっています。
講師には、事業企画部プロデューサーの田中伸明が登壇し、整備業務の基本的な標準化手法を解説。参加者は実際の整備作業を通じて、マニュアル化やデジタル化に向けた考え方、そして品質を高めるための検査プロセスやツールの使い方を習得しました。
「なぜ」から始まる整備作業の標準化
自動車整備の現場では、日常業務に追われるあまり、ただ質で作業をこなすことが重視されがちです。しかし整備士として品質を高めるためには、一つ一つの作業に対して「なぜこの順番で行うのか」「その工程の目的は何か」を深く考えることが必要です。これにより、作業の理解が深まり、結果的に整備品質が向上していくのです。
セミナーでは、法定12か月点検の手続きを題材に、作業の流れや目的を整理し、誰もが同じ品質を維持できるようにする作業標準の重要性が強調されました。単にマニュアルを作るだけでなく、設備や環境、人員体制に合わせたより良い手順を考えることに重きが置かれました。
充実した内容の2日間
初日は、京都機械工具株式会社の太田省三氏が3S(整理・整頓・清掃)や工具の使い方、締付トルクの管理について講義を行い、参加者はその専門的な知識に興味津々でした。ナルネットコミュニケーションズの講義も、整備工場における各工程が単なる作業ではなく、お客様の満足や安心に寄与する重要な接点であることを認識させる内容でした。
たとえば、予約受付は入庫日だけでなく、工場の入庫状況を調整し、必要な部品の準備を行い、お客様の待ち時間を短縮するための工程として捉え直されました。作業説明や精算においても、お客様に対する安心感を提供するための重要なコミュニケーション機会と位置付けられました。
実践的な標準化の手法
2日目には実践形式で12か月点検手順の標準化が行われました。参加者は現在の点検手順をワークシートに整理し、グループ内での比較を通じて、作業の順番や使用する工具、リフトの操作などを具体的に検討しました。実際の作業を行いながら、改善点を確認し、標準化の必要性を実感できる内容でした。
作業標準化の取り組みは、整備品質の安定、効率の向上、安全性の確保、新人育成しやすい環境作りや特定業務の担当者解消など、全体的な整備工場の持続的な成長を実現します。これにより、次世代の整備士が安心して成長できる環境を提供することに繋がるのです。
今後の展望とナビゲーター役
ナルネットコミュニケーションズは引き続き、モビリティ・インフラ カンパニーとして整備現場の抱える課題解決に努め、業界全体の人材育成と品質向上に寄与してまいります。また、全国の整備工場ネットワークを通じて、整備職のさらなる発展を目指し、真に地域社会の安心・安全に貢献できるような取り組みを行っていくことでしょう。
セミナー開催概要
- - セミナー名: 能力開発セミナー 「自動車整備作業の標準化」
- - 日時: 2026年5月18日(月)・19日(火)9:30~16:30
- - 会場: 岐阜県立国際たくみアカデミー
- - 対象: 岐阜県自動車整備振興会員企業に在職中で自動車整備士として勤務している入社5年目程度までの方
- - 講師: 太田省三氏(KTC)、田中伸明(ナルネットコミュニケーションズ)
このように、ナルネットコミュニケーションズは業界の未来を担う人材を育てる取り組みを進めています。