水中でのサーキットトレーニングで楽しむ心と身体の成長

いるかきょうしつの水中サーキットトレーニング

2025年5月24日、愛知県の日本ガイシアリーナで行われた「いるかきょうしつ」の活動には、4名の生徒と2名の指導者、1名のボランティア、また見学者が3名参加しました。この日は、50m温水プールを貸し切り、子どもたちが楽しみながら参加できるサーキットトレーニングに挑戦しました。活動内容は、さまざまなトレーニングを通じて水泳の楽しさを味わい、体力を向上させるものでした。

練習内容

トレーニングの流れは以下の通りです：

1. ラジオ体操（プールサイドにて）
2. 腰掛けキック
3. ボビング
4. サーキットトレーニング①
5. サーキットトレーニング②
6. サーキットトレーニング③

それぞれのトレーニング項目では、練習の前後にきちんと挨拶をすることで、仲間意識を高めました。

サーキットトレーニング概要

各トレーニングの内容を詳しく見てみましょう。

サーキットトレーニング①

- 奇数回：プールサイドからフロアへカニ歩きし、各ステーションで異なる動作（ジャンプやバタ足など）のトレーニングを行いました。
- 偶数回：反対周りで練習を行い、ルーチンを変えることで子どもたちの興味を引きました。

参加者のレベルに応じてバリエーションを持たせ、自分の泳力にあったトレーニングを行うことができました。

サーキットトレーニング②

こちらは、いくつかのステーションを設け、様々な動きやアクティビティを通じて楽しむ構成です。
1. フラフープをくぐりながら飛び込み。
2. 水中で宝石を拾う。
3. フラフープ内を潜りながら進む。
4. 集まって待機し、出番を待ちます。

このトレーニングでは、次の動作を考えることが求められ、思考力と運動能力を同時に刺激します。

サーキットトレーニング③

- 赤台から赤台までのトレーニングでは、冒険的要素を取り入れました。

1. フラフーポをくぐる飛び込み。
2. バタ足を使って泳ぐ。
3. ひとりで元の位置に戻る。

特に、このトレーニングは子どもたちの「やりたい」という気持ちを引き出し、楽しく体力を鍛えることができました。

活動の意義

参加者たちは、順番を守って待つ大切さを学び、みんなで助け合いながら活動に取り組みました。これにより、自己管理スキルや協調性を育むことができました。また、トレーニングを通じて、子どもたちがそれぞれの体力の限界に挑戦し、自分の成長を感じる場面も多く見られました。最終的には、全員がヘトヘトになりながらも、大きな達成感を感じて活動を終えました。

きょうしつの理念

「いるかきょうしつ」は、ハンディキャップを持つ子どもたちやそのきょうだい児に対して、水泳を通じた支援を行っています。どのような理由であっても参加を拒むことなく、全ての子どもたちに「楽しい」と感じてもらえる環境を提供しています。このような活動を通じて地域共生の実現を目指しております。

さらに、一般社団法人miraiiとしても、小児慢性特定疾病児への居場所支援や就労支援を目指して、今後の活動を拡大していく予定です。詳細は公式サイトやSNSで確認が可能です。

公式ホームページ: miraii
Instagram: miraii Instagram

子どもたちの成長を見守る「いるかきょうしつ」で、今後もさらに素晴らしい活動を期待しています。