神奈川でSAF供給拡大
2025-11-04 12:11:52

国産持続可能航空燃料SAFの原料供給が神奈川で拡大!

国産持続可能航空燃料SAFの供給拡大



株式会社プレナスが、持ち帰り弁当の「ほっともっと」をはじめとした飲食チェーンでの廃食用油の供給エリアを拡大することを発表しました。この取り組みは、2025年11月から神奈川県内の全「ほっともっと」店舗を対象とし、持続可能な航空燃料であるSAF(Sustainable Aviation Fuel)を製造するための廃食用油が、年間約510トン供給される予定です。

プレナスの取り組み


プレナスは、「ほっともっと」や「やよい軒」、ラーメンの「KAYAVA.」、しゃぶしゃぶと本格飲茶の「MKレストラン」など、全国で2,809店舗を展開しています。事業活動の中で、未来を見据えた持続可能な取り組みが重要であると認識し、事業から出る廃食用油を有効活用することで気候変動対策に貢献する方向性を示しています。

この新たな試みを通じて、廃食用油をSAFの原料として再利用し、CO2の排出を年間約1,275トン削減できる見込みです。この努力は、私たちの環境を守るだけでなく、利用者に対して安全で味わい深い食を提供するためにも不可欠な要素となります。

SAFとは何か?


SAFは、石油などの化石燃料外を原料とした航空燃料のことを指します。現在、国内でのSAF製造にはさまざまな原料と技術が使用されており、特に廃食用油を使った場合、従来の航空燃料と比較してCO2排出量を約80%削減できるとされています。この取り組みは、お客様や社会全体に対して持続可能な未来を提供するための重要なステップです。

日本政府は2030年に国内の航空会社による燃料の10%をSAFに切り替えることを目指していますが、その実現に向けては廃食用油の安定的な調達が課題となっています。現在、国内で発生している廃食用油の年間およそ10万トンが海外に輸出されており、SAF企画に必要な貴重な原料が流出しているという現実もあります。

Fry to Fly Projectの概要


また、プレナスは日揮ホールディングス株式会社や株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYとともに「Fry to Fly Project」に参加し、国内で発生する廃食用油を原料としてSAFを製造し、航空機の運航に活用することを目指しています。このプロジェクトは、廃食用油を使った持続可能な航空未来の実現を目指すものです。

企業は単に利益を追求するだけではなく、社会貢献へ向けた持続可能な取り組みが求められる時代です。プレナスのように、具体的に行動し、環境問題に対処する企業の姿勢は、多くの人々にとって模範となることでしょう。私たちの小さな行動が、未来の大きな変化につながることを信じ、これからも注目していきたいと思います。


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