アルティウスリンクが「年末調整業務AIサポート」を提供開始
東京都渋谷区に本社を置くアルティウスリンク株式会社は、自治体のバックオフィス業務における人手不足とコア業務に集中する課題を解決するため、「年末調整業務AIサポート」の提供を始めました。このサービスは、同社の新しいビジョン「Total CX² Design Company」のもと、自治体業務の変革を目指し、バックオフィス業務の最適化に力を入れたものです。
サービス導入の背景
今、日本の自治体では人手不足や複雑な制度への対応のため、業務が属人化し、短期間での業務集中、制度改正への負担などの問題があります。また、多くの業務が紙ベースで行われるため、効率化や標準化が進まず、年末調整業務においては特にこれらの課題が顕著です。このような状況を受け、アルティウスリンクは、既存の運用を大きく変更することなく、業務プロセス全体を見直し、効率化と標準化を図るためのアプローチを提供します。
年末調整業務AIサポートの概要
「年末調整業務AIサポート」は、年末調整に関する申請書類のデータ化、内容確認、システム登録など、一連の処理プロセスを支援するサービスです。このサービスでは、紙で提出された申告書や添付書類をAI-OCR技術を使ってデジタル化し、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)技術によって自動でシステムに連携させます。さらに、業務品質を保つために人による確認・修正も行われます。
特に、「年末調整業務AIサポート」は、申請書の受領からデータ化、内容確認、システム登録までを一貫して設計し、時間が集中する年末調整業務においても業務フローを大きく変更することなく、業務の標準化と効率化を実現します。これにより、自治体のセキュリティ基準を考慮した安全な運用が可能となります。
実証実験による成果
同社は、実際のデータを使用してAI-OCRやRPAによる業務支援モデルの検証を行い、年末調整業務において44%以上の工数削減を実現しました。この成果から、紙と電子のデータが混在する環境でも既存の業務フローを大きく変更することなく、AI技術を活用できることが確認され、自治体へのサービス導入が一層容易になりました。
今後の展望
今後、アルティウスリンクはこの「年末調整業務AIサポート」を自治体のみならず、民間企業へも展開し、その提供範囲を広げる計画です。また、年末調整業務で得たノウハウを活用し、給与関連業務や各種申請処理業務など幅広いバックオフィス業務の効率化も推進していく方針です。
アルティウスリンクは、これらの取組みを通じて業務の高度化と体験の価値向上を実現し、持続可能な業務変革に貢献していくことを目指しています。社会全体の生産性を高め、豊かな業務環境を構築するための重要なステップとなるでしょう。