建設現場の安全を守る新システム「守プロ」
株式会社レンタルのニッケンは、村田製作所が開発した作業者安全モニタリングシステムのオプション、重機接近検知装置「守プロ」のレンタルを開始しました。この新しいシステムは、建設現場で働く作業者の安全をさらに強化することを目的としています。
1. 「守プロ」の主な特徴
「守プロ」は、接近警報センサーに磁界検知方式を採用しており、重機と作業者の安全な距離を保つために設計されています。具体的には、以下のような特長を持っています。
- - 360度の検知範囲: 周囲全体を監視し、作業者と重機の接近を確実に検知します。
- - 音と光による通知: 検知した際には、作業者と重機操作者双方にアラートを発信します。
- - 柔軟な距離設定: 約4メートルから10メートルの範囲内で、検知距離を自由に設定可能です。
- - コンパクトな装着タグ: 作業者が身に着けるタグは、軽量で小型のため、装着時の負担が少なくなっています。
2. お客様の声を反映した機能
「守プロ」は、お客様から寄せられた要望を基に開発されており、いくつかの便利な機能が追加されています。
- - 起動時音声ガイダンス: 機器が正常に接続されているかを音声で確認することができ、安心して利用できます。この機能は、起動時に本体の接続状況を知らせてくれます。
- - 作業者への優先アラート: 従来の製品同様、重機が動く前に作業者にアラートが鳴り響き、作業者が検知エリアから離れるまで重機の操作者には通知が行きません。これにより、作業効率が向上します。
- - B接点タイマー出力: アラートを重機の動作停止に連動させることが可能で、一定時間の設定ができるため、柔軟な対応が可能です。
3. 安全作業を補助する重要な機器
この「守プロ」は、あくまでも安全作業を補助する装置であり、事故の完全な防止を約束するものではありません。そのため、万が一事故が発生した場合、責任は負いかねます。ご使用の際には、機器の取り扱いに十分注意することが求められます。
4. 今後の展望と連携機能
さらに、「守プロ」は今後、他の安全モニタリングシステム「WMS」とのクラウド連携を予定しており、熱ストレスや転倒、落下の検知が可能になるため、安全性の向上が期待されています。これにより、リアルタイムでの状況把握やアラートデータの蓄積が行えるようになります。
5. まとめ
「守プロ」が提供する新しい形の安全モニタリングは、建設現場におけるリスクを軽減し、効率的かつ安全な作業環境を実現するための頼もしいパートナーとなることでしょう。レンタルのニッケンは、常にお客様の声に耳を傾け、安心・安全な施工をサポートしていきます。
これからの建設現場の安全を一層強化する「守プロ」の活用に、是非ご期待ください。