新たな産業創出
2025-06-26 08:35:24

東海地区の新たな産業創出を目指すTongali GAPファンド事業化推進機関の認定

東海地区の新たな産業創出を狙うTongali GAPファンド



名古屋大学を主幹機関とするTongali(Tokai Network for Global Leading Innovation)は、2015年度に始まった起業家育成プロジェクトです。このプラットフォームでは、東海地方の大学が連携し、アントレプレナーシップ教育と起業支援を推進しています。さらに、2023年度には国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の大学発新産業創出基金事業スタートアップ・エコシステム共創プログラムに採択され、注目を集めています。

このTongaliプラットフォームの目標は、ディープテックを志向するスタートアップの創出と、その質と量の向上です。大学や研究機関を中心にした16の機関が参加し、グローバルな展開を目指すスタートアップを育成していくことを目指しております。特に注目すべきは、“人材・知・資金が循環するエコシステムの形成”であり、スタートアップが継続的に生まれる環境を整えることに力を入れています。

GAPファンドプログラムの取り組み



このGAPファンドプログラムでは、大学発のディープテックの事業化を目指す研究者に向けて、研究開発費や起業支援を提供していきます。具体的には、支援を受けた研究者がビジネスを成功へと導くための伴走役として事業化推進機関を認定します。これにより、ますます多くのスタートアップが誕生する土壌が整います。

01Booster Capitalの取締役である浜宮真輔氏は、この認定について「Tongaliプラットフォームからの認定は、当社の伴走実績が評価された結果」と語ります。名古屋大学を中心とした研究者ネットワークと01Booster Capitalの資金とサポートを組み合わせることで、地域から新たな産業が創出されることが期待されています。

未来に向けた取り組み



今後の取り組みとして、まずは大学シーズへのシード投資が挙げられます。Tongaliに採択された案件を中心に、研究開発の段階から資本を投入し、資本政策の支援も行います。これにより、研究者たちが自分たちのアイディアを現実にする手助けができるのです。

また、JSTやNEDOなどの次フェーズ資金の橋渡しも行います。事業化推進機関として、PoC(概念実証)が完了した後の大型研究費や事業化助成の獲得をサポートし、さらなる成長を促します。

会社概要



株式会社ゼロワンブースターキャピタル(01Booster Capital Inc.)は、シード段階のスタートアップや事業会社からのスピンオフ企業に対し、資金提供を行う独立系ベンチャーキャピタルです。東京都千代田区丸の内に本社を構え、2022年に設立されました。事業会社との共創を通じて、資金支援に加え、事業成長を支える実証や連携を一貫して行っています。スタートアップや企業、さらには社会全体をつなげることで、日本の事業創造の新たな起点となることを目指しています。

今後のTongali GAPファンドの動向に注目が集まる中、東海地域からの新たな産業の芽が育つことを期待したいです。


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