スティーヴ・ライヒの音楽が生誕90周年に向け進化!現代音楽の未来を探るコンサート
2025年、現代音楽の巨匠スティーヴ・ライヒを祝う《STEVE REICH PROJECT》が新たな形で登場します。この公演は、ライヒ本人の生誕90周年を記念するもので、音楽界のトップパフォーマーである加藤訓子が自らプロデュースを手掛けます。加藤は若手の優れた打楽器奏者たちを率い、ライヒの音楽の核心に迫ります。少しずつ、ライヒの音楽がどのように進化してきたのか、そして新たな試みでどのように魅了するのかをご紹介します。
ダイナミックなプログラムで表現されるライヒのリズム
本プロジェクトの特長は、多彩で新しいプログラムにあります。ミニマルミュージックの名作「Drumming」や「Counterpoint」などの基幹作品に加え、冒険的な新編成の楽曲も披露されます。特に「Mallet Quartet」は、このプロジェクトの目玉とも言える作品です。
ライヒの音楽は、リズムと音が鮮やかに重なり合って進行し、聴く者の心を揺さぶる独自の魅力があります。加藤訓子と彼女が誘った若手の精鋭たちによって、これらの作品が新たな息吹を吹き込まれ、聴衆に鮮烈な音楽体験を提供します。
公演情報
公演は全国各地で行われ、特に注目すべきは、名古屋でのパフォーマンスです。日時は2025年6月20日(金)19時から、メニコンシアターAoiにて「Quartet」が披露されます。このコンサートは、スティーヴ・ライヒの音楽の新たな解釈と演奏の素晴らしさを体感できる貴重な機会となるでしょう。
開催スケジュール:
- - 5月31日(土) 神奈川県立音楽堂(横浜) 14:00 & 17:00 「Music for Mallets」&「Drumming」
- - 6月20日(金) メニコンシアターAoi(名古屋) 19:00 「Quartet」
- - 6月21日(土) 青山音楽記念館バロックザール(京都) 15:00 「Quartet」
- - 10月22日(水) サントリーホール・ブルーローズ(東京) 19:00 「kuniko plays reich II」
出演者のご紹介
加藤訓子をはじめ、細野幸一、篠崎陽子、戸崎可梨、そして注目の若手打楽器奏者たちが名を連ねています。彼らは単に演奏するのではなく、ライヒの音楽の意義を深く理解し、それを観客に届ける役割を果たします。
公演では、各種作品が演奏される予定です。
- - 『DRUMMING』:Part I - IV
- - 『MUSIC FOR MALLETS』:新作やアレンジ
- - 『QUARTET』や『KUNIKO PLAYS REICH II』:多彩なプログラムが展開されます。
アンコールの新しい形
今年はアーティスト自身が新たに編成した作品もスタートし、演奏中にリズムを体感することができる非常にユニークな体験になると予想されます。このプロジェクトは、ただの音楽イベントを超える、新たな文化的体験になることでしょう。
現代音楽の未来をともに感じるこの機会、ぜひお見逃しなく。2026年のライヒ生誕90周年の節目に向けた記念すべき公演で、音楽の力とその魅力を再発見するチャンスです。