中堅社員の成長を促す！枠を超える力を調査で明らかに

株式会社シェイク（東京・千代田区、代表取締役社長：吉田実）は、中堅社員を対象に「枠を超える力」に関する調査を実施しました。この調査では、入社4年目から10年目の正社員に焦点を当て、成長実感やリーダーシップの発揮状況を探ります。

働く中堅社員の現状

多くの中堅社員が「このままでいいのか？」という漠然とした不安や、仕事によるマンネリ感を抱いていることが分かりました。「もっと主体的に動いて」と言われても、具体的に何をするべきかが分からないと感じている方も多いのです。

一方で、自らの業務を超えた挑戦を行い、周囲を巻き込む経験を持つ社員も一定数存在します。彼らは新しい手応えや上司からのポジティブな反応、自信を感じていると報告しています。

調査結果の詳細

シェイクが行ったこの調査は、2025年11月17日と18日の2日間、インターネットを通じて実施され、1,004名の社員が回答しました。調査結果によると、成長を実感していると答えたのは約3割、逆に全く成長が感じられないという意見も同じく約3割で、どちらともいえない層が約4割を占めていました。特に成長実感が「ない」と感じる層は、担当業務に変化がなく目的意識も薄いため、成長を実感しにくいという傾向がありました。

マンネリ感・停滞感の影響

中堅社員は、業務のマンネリを強く感じていることが調査によって浮き彫りになりました。「自身の想定よりも成長が遅く、理想のキャリアに近づけていない」といった反応も多く見られ、業務内容の変化が多くの社員に共通の課題として認識されていることが伺えます。

また、成長の実感がない層においては、業務の目的意識が不明確であることが特に挙げられました。目的がはっきりしない業務では、成長感の実感も得にくくなります。

中堅社員の挑戦意欲

今後の成長を目指して業務範囲を超えて挑戦したいという意欲を持つ中堅社員も少なくありません。調査では、3割程度が「とても思う」または「やや思う」と回答しており、一定の挑戦意欲が存在しました。しかし、「あまり思わない」や「まったく思わない」といった意見も合わせると、約2割の社員が挑戦への意欲を感じていないと答えています。これは、挑戦する際の不安やためらいが影響していると考えられます。

成長のための行動とは

調査では、成長を意識的にに結びつけるための行動についても尋ねました。積極的に挑戦している層は、未経験の業務や役割に取り組む姿勢が見られ、上司との対話を通じて自身のキャリアについても意識を深めていることが明らかになりました。一方、意識が低い層は特に行動を起こさない傾向が見られました。

上司に求める支援

中堅社員が今後の成長に向けて期待する上司の支援についても調査されました。多くの社員は、具体的な役割や自分に期待されていることを明確に伝えてほしいと考えており、新しい意見を言いやすい職場環境を望んでいます。これは、安心して挑戦できる環境の整備が重要であることを示しています。

リーダーシップ経験

リーダーシップに関する経験を問うと、良い影響を与えたことがないと答える中堅社員が多く、約44％がそのように回答しました。これには、役割に対する意識の低さや、発揮しにくい環境が影響していると考えられます。スキルや知識不足、および失敗に対する恐怖が行動の障壁となっている様子も確認されました。

環境と支援の必要性

調査結果から、中堅社員が自らの役割を理解しながら行動できる基盤を整えることが必要であるとの結論が導き出されました。特に小さな成功の積み重ねが自信を育て、挑戦を後押しする要素となることが示されています。また、挑戦を歓迎し失敗から学べる職場環境の重要性も再認識されました。これは、リーダーとして求められるスキルが育成され、社員一人一人が自らの強みを活かして成長できる組織作りに繋がると言えるでしょう。