厚木市環境みどり公社がデジタル化を推進し業務効率化を実現
公益財団法人厚木市環境みどり公社は、20年以上続いていた紙ベースの承認フローから脱却し、デジタル化を実現しました。この取り組みは、シヤチハタ株式会社が提供する電子決裁サービス「Shachihata Cloud」を導入したことにより実現しました。今回の導入により、業務効率の向上が見込まれ、多くの自治体や企業にとってのモデルケースとなっています。
デジタル化の背景
厚木市環境みどり公社では、21名の承認を得る決裁が1週間もかかるという課題がありました。さらに、書類の所在不明や情報共有の遅延も日常的に発生していました。これらの問題に対して、理事長の飛鳥田氏は2025年の幹部会での話し合いを経て、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進を正式に決断しました。
その後、さまざまなサービスを比較検討し、Shachihata Cloudを採用する運びとなりました。これは「紙の延長線上で操作ができ、現場への負担が少ない」という評価が大きな要因でした。
導入の効果
Shachihata Cloudを導入した結果、決裁にかかる時間が1週間から2日に短縮され、回覧書類も7割削減されました。この業務効率化は、厚木市環境みどり公社の職員にとっても大きな変化をもたらしました。あわせて、共覧物の配信も即時化されたことから、情報共有スピードが格段に向上しています。
飛鳥田氏は、「従来のはんこを押して回す業務に強い違和感を覚えていた。これからはデジタル化によって業務が進化していくと確信している。ぜひ他の団体にも導入を勧めたい」と強調しています。
公益財団法人とシヤチハタの役割
公益財団法人厚木市環境みどり公社は、1975年に設立され、公共的な事業を通じて市の環境衛生を守る役割を担っています。例えば、公衆トイレの清掃や公園の維持管理など、多岐にわたる業務を行っています。
一方、シヤチハタ株式会社は、1925年に創業以来、デジタルとアナログの両方から企業の成長をサポートしています。「Shachihata Cloud」は、リモートワークにも対応できるデジタルサービスで、多くの企業で導入されています。
さいごに
厚木市環境みどり公社の事例は、紙文化からの脱却に成功した一つの好例です。今後もデジタル化は進み、行政や自治体においてもDXが求められる時代がやってきます。この取り組みが他の団体にも波及し、多くの組織が業務効率化を図ることを期待したいと思います。今後に注目していきましょう。