中古車買取相場の現状とこれからの予測
愛知県名古屋市に本社を構える株式会社ファブリカコミュニケーションズが運営する「車選びドットコム買取」は、2026年3月版の中古車買取相場レポートを発表しました。このレポートでは、2026年2月の中古車買取相場が過去最高に達した背景や、今後の中古車市場の動向について詳しく解説しています。
2月の買取相場の動向
2026年2月の買取相場は、全国的に過去最高水準を記録しました。この背景には、製造から3〜5年の国産車に対する人気が高まっていることが要因として挙げられます。特に、需要が高い大型SUVやミニバンが注目を集めており、買取価格が上昇しています。
しかし、2026年の中古車市場は異なる要因による影響を受けています。イランによるホルムズ海峡の封鎖が、中古車輸出に大きな打撃を与える見込みです。この封鎖は、日本からの中古車輸出にとって重要な港であるアラブ首長国連邦(UAE)への流通が停止することを意味し、買取相場への影響が懸念されています。
ホルムズ海峡封鎖の影響
具体的には、ホルムズ海峡封鎖が続くことで、UAEへの海上輸送が事実上ストップしてしまいます。今年の日本からの中古車輸出予測では、170万台を見込んでいましたが、この影響により供給が過剰となり、買取価格が下がる可能性があります。
国内では、輸出されるはずだった車両が港や保管ヤードで滞留する事態が発生しています。それに伴い、仕入れた車両が不良在庫化し、オークションでの販売が進まなくなることが予想されます。
これにより、国内市場の供給過多が進行し、買取価格が下向きに進むリスクが高まります。特に、人気の高い大型SUVは需給バランスの崩れから価格が影響を受けやすくなると考えられています。
買取相場の先行き
ホルムズ海峡の封鎖が長期化すると、買取価格に長期的な下落圧力がかかるリスクがあります。具体的には、封鎖が1~2ヶ月で収束すれば、供給過多による買取価格は一時的減少に留まる可能性があります。しかし6ヶ月以上続く場合には、相場は全体的に安くなる恐れがあります。
また、アフリカや南アジアといった新興国では、年式の古い車両にも需要が見られつつありますが、全体の買取相場に与える影響は限定的です。
まとめ
2026年3月の買取相場は、依然として高水準にあるものの、ホルムズ海峡封鎖の影響を受ける中で今後どのように変動するかが注目されます。特に、輸出ルートが整った場合は、再度相場が上昇する可能性もありますが、長期化すると相場の下落を避けられないかもしれません。これからの中古車市場の動向を注視することが必要です。詳しい情報は「車選びドットコム買取」公式サイトで確認できます。