熟睡を妨げる「夜間頻尿」
寒い季節に多くの人が悩まされる問題、夜中にトイレに行く頻度が増えること。それが熟睡の妨げになっているとしたら、あなたもその一人かもしれません。今回、登録者150万人を超えるYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」を運営する理学療法士の山内義弘氏が、熟睡できない原因についての調査を行い、その結果を発表しました。
調査概要
この調査は、2026年1月に行われ、対象は「週に数回以上熟睡できない」「眠りが浅い」と感じる45歳以上70歳未満の男女300名です。結果、熟睡できない原因の最大の要因は「夜中にトイレで目が覚める」とのことでした。
調査結果のポイント
調査結果では、参加者の約60%が夜中にトイレで目覚めると回答しました。特に男性では69.3%、女性でも60.7%と、高い割合を示しています。さらに、一晩で平均1回夜中に起きると答えた人が最も多く、2回以上の夜間覚醒は睡眠不足や日中の不調を引き起こす要因になることが確認されました。
また、夜中のトイレで目が覚めないように気をつけていることとして、最も多かったのは「就寝前の水分摂取を控える」で、その割合は全体の43.1%でした。しかし、約半数の「特に対策はしていない」との回答もあり、これは直接的な改善策を取らず年齢のせいにしている実態が伺えます。
夜間頻尿の意外な原因
なぜ、夜中にトイレに行くことが多くなるのでしょうか。その背後には二つの主な原因があります。まず一つは「過活動膀胱」で、自律神経の乱れにより膀胱が十分に尿を溜められず、少量の尿でも尿意を感じやすくなる状態です。
もう一つは「ふくらはぎに血液が溜まる」のが締めの因素です。運動不足でふくらはぎの筋肉の機能が低下すると、血液が心臓に戻りにくくなり、これが夜間頻尿に繋がることがあるのです。
就寝時、体が横になることで下半身に溜まった血液が心臓に戻り、尿が生成されるため、夜中にトイレに行く必要が生じるのです。
夜間頻尿のセルフチェック
山内氏は、夜間頻尿になりやすい人のセルフチェック法を提案しています。
親指で足を10秒押して、へこみが2秒以内に戻らない場合、血流が滞っている可能性があります。
肩幅に足を広げ、かかとを浮かせずにしゃがめるか確認します。しゃがめない場合、ふくらはぎの筋肉の硬さが影響しているかもしれません。
夜間頻尿改善法を実践しよう
山内氏は、夜間頻尿改善の方法として、ふくらはぎの筋肉の働きを活性化させるセルフケアの方法を紹介しています。たとえば、ふくらはぎの内側に絆創膏を貼ることで筋肉の支援をし、ポンプ機能の向上を目指します。また、簡単なエクササイズを行うことで、骨盤底筋群を活性化させ、尿トラブルを防ぐ効果が期待できます。
具体的なエクササイズ
1. 風船を太ももに挟み、内ももを軽く締める
2. スクワットをゆっくり行う(5回)
3. 小刻みに膝を上下(20回)
4. お尻の穴を締める意識で同じ動き(20回)
これにより、筋肉の機能がサポートされ、血流も良くなるでしょう。
最後に
夜間頻尿は単に加齢の問題ではなく、血流の改善と筋肉の活動によって対処が可能です。日常生活でのリセットを心がけることで質の高い睡眠と健康を手に入れましょう。改善後は体の変化をしっかり確認して、効果を実感して欲しいです。
山内 義弘とは
1970年生まれで愛知県名古屋市出身の山内氏は、20年以上の経験をもつ理学療法士です。
彼のYouTubeチャンネルは150万人以上の登録者があり、多くの専門知識を基に、役立つセルフケアや治療法を提案しています。