未来のエンジニアを育てる「クリエイティブロボティクスコンテスト2025」
2025年の11月23日(日)、東京で「クリエイティブロボティクスコンテスト2025」が開催されます。このイベントは、ヒューマンアカデミージュニアと一般社団法人未来創生STREAM教育総合研究所(RISE)の共催によるもので、ロボット工学を通じて子どもたちの創造力や技術力、人間力を育むことを目的としています。本コンテストは、文部科学省からの後援も受けており、その教育的意義が高く評価されています。
【コンテストの概要】
本コンテストのスローガンは「ロボット工学は最強だ!」。全国の子どもたちに、自分のアイデアを発表し、他の参加者と交流できる貴重な機会を提供します。参加者は様々な部門で競い合い、MVP賞は10万円、さらに総額100万円以上の賞金が用意されているという豪華な内容にも注目です。今年の審査委員長には、千葉工業大学の工学博士で、未来ロボット技術研究センターの所長である古田貴之先生が就任します。
【競技部門と賞金】
コンテストは、「テーマパフォーマンス部門」と「タイムアタックレース部門」の2つの部門に分かれています。テーマパフォーマンス部門では、「世の中の人々の中にあるロボット」をテーマにした作品を制作し、プレゼンテーションを行います。一方、タイムアタックレース部門は、自作ロボットでのタイムレース形式の競技です。このように、幅広い年齢層が参加できる内容となっています。また、賞金は個人や所属教室に対して、文部科学大臣賞を含む全16部門で総額100万円以上が進呈されるため、非常にチャンスの多いイベントと言えるでしょう。
【教育背景と意義】
現在の教育界では、大学入試の選抜が知識偏重から「主体性・多様性・協働性」の評価へと変化してきています。このような中で、「探究活動の実績」は新しい評価軸となり、受験生の能力を証明する強みとなります。また、国が推進する理工農系学部への機能強化という観点からも、ロボット制作を通じて科学技術への興味を高め、問題解決能力やプレゼンテーション能力を磨くことが極めて重要です。
政府の調査によれば、2040年にはAIやロボット関連人材が326万人不足するという推計があります。これに対抗するためには、早期から理系のマインドを持った人材を育成することが今後の課題となります。このコンテストは、未来の理系人材を育成するための場であり、子どもたちが自ら問い、試行錯誤しながら答えを創り出す力を身につけることを支援します。
【STREAM教育とは】
本コンテストで実践されるSTREAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、数学(Mathematics)、そしてロボット技術(Robotics)の6つの要素を組み合わせた教育方法です。特に、答えのない問いに対して解決策を探り出す力が求められる時代において、このSTREAM教育が注目を集めています。
【ヒューマンアカデミーの役割】
ヒューマンアカデミーは、1985年に設立以来、学びの面白さを提供することに取り組んできました。「Edutainment Company」として、STEAM教育やリスキリングを支援する800以上の講座を用意し、幅広い世代に学びの機会を提供しています。ロボット教室では、子どもたちが楽しみながら科学技術に触れ、自分の創造力を発揮する機会を積極的に提供しています。
今後も教育界の変革に貢献するため、ヒューマンアカデミーは社会で必要とされる人材を育成し続けます。そして、こうした活動を通じて持続可能な開発目標(SDGs)にも積極的に取り組んでいきます。
【まとめ】
「クリエイティブロボティクスコンテスト2025」は、未来の技術者やクリエイターを育成するための素晴らしい機会です。子どもたちが自分のアイデアを形にする楽しさを体験し、仲間と共に成長する場を提供します。参加を希望する方は、ぜひ公式ウェブサイトをご覧ください。