新技術TerraceAir™
2026-09-15 08:37:26

自然界の風を取り入れる新技術「TerraceAir™」を発表したセイコー・エステート

自然の風を建物に取り入れる「TerraceAir™」



福岡を拠点に活動する株式会社セイコー・エステート&ディベロップメントが、新たな気流発生システム「TerraceAir™」を発表しました。この構想は、自然界に見られる「1/fゆらぎ」のアイデアを取り入れ、一定でない変化のある気流を室内空間に生み出すことを目指しています。

1/fゆらぎとは?



「1/fゆらぎ」という概念は、自然界に存在する様々な現象、例えば風や波などに具現化されています。これらはいつも同じではなく、強さや方向、時間に応じて変化します。セイコー・エステートはこの「1/fゆらぎ」に着想を得て、安定した空気の流れではなく、常に変動する気流を室内に持ち込むことを考えました。

TerraceAir™の特徴は、一般的に空調設備のように機器を露出させず、建物の天井や壁に通風経路を組み込むことです。これにより、空間と設備が一体となった設計を実現します。これまで建物に求められていた機能を超えて、風を空間の一部として捉える新しいアプローチが詰まっています。

セイコー・エステートの技術革新



セイコー・エステートは、これまでにも「CoolSkin®」という外壁の暑熱対策技術を開発してきました。「CoolSkin®」が主に「熱」に対処した技術であるのに対し、「TerraceAir™」は「風」に焦点を当てています。このように、異なるアプローチで建築環境の問題解決に挑む姿勢が、同社の独自性を際立たせています。

今後の研究開発



現段階でのTerraceAir™は、特許と商標が出願された構想を持つ段階です。実際の開発や性能検証はこれから行われていく予定ですが、セイコー・エステートは「風」が室内環境に与える影響を研究することを重要視しています。ホテルやオフィスなど、意匠が重視される空間での活用が期待されるこの技術は、建築の設計段階から「どこから風を送るか」「どのように流すか」といった細部まで考慮することを目指しています。

建物全体のデザインを考慮した技術



TerraceAir™は、ただの送風装置の開発ではなく、これからの建築分野における「空気の設計」という新視点を示しています。風が流れるのを待つのではなく、風そのものを積極的に設計に組み込むことによって、空間が持つ可能性を広げます。

さらに、TerraceAir™は企業内での研究開発が進められるため、将来的には他の企業や大学とのコラボレーションも視野に入れています。このようにして、気流発生についての知見を集め、技術を育てていく計画です。

まとめ



セイコー・エステート&ディベロップメントが開発するTerraceAir™は、これからの建物に求められる新しい気流の技術として、多くの期待が寄せられています。建築空間を実質的な「風」と一体化させることで、今後の快適な居住環境を創出する革新技術の誕生が待たれます。これからの開発過程を見守りながら、さらなる成長を期待しましょう。


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