愛知のビーズクッションメーカーハナロロが世界的な品質賞を受賞！

高品質なビーズクッションが世界に評価

愛知県岡崎市に位置する有限会社タキコウ縫製が展開するブランド「ハナロロ」が、2024年12月にオーストリアで行われた授賞式において、欧州の品質研究機関であるESQR（European Society for Quality Research）から「Quality Choice Prize 2024」を授与されました。この受賞は、デザイン性と製造品質が高く評価された結果であり、特に注目を集めたのが「ハナロロ着るビーズクッション」です。

オリジナル製品がメディアを席巻

「ハナロロ着るビーズクッション」は、そのユニークなデザインと高品質な素材が特長で、国内外のメディアに取り上げられ、人気を博しました。アメリカのFOX TVやフランスのリベラシオン紙にも登場し、スイスのヌーシャテル民族学博物館からの問い合わせも受けるほどの関心を集めました。海外展示が実現したことにより、ESQRの本部がその製品を見て評価したことも、受賞の背景にあると言われています。

受賞のスピーチに見る企業の哲学

会社の代表取締役、滝川進氏は授賞式でスピーチを行い、タキコウ縫製のこれまでの努力と高品質な製品作りへの情熱を語りました。彼は「創業50年を迎える当社は、高品質な製品を熟練した職人とともに製造し続けてきた。顧客の声に耳を傾け、品質を追求する姿勢が今日の成果につながった」と述べ、最後は取引先やファンへの感謝の気持ちを伝えました。

サステナブルな未来を目指す

また、タキコウ縫製は「ビーズクッションのアップサイクル」にも力を入れています。お客様からの使用済みクッションを無料で回収し、新しい商品にリサイクルする取り組みを行っており、これまでに2000kg以上のクッションを回収しました。この活動は環境への配慮だけでなく、地域社会への貢献という意味でも重要視されています。「私たちは、環境に優しい製品作りが当たり前となる未来を目指している」と滝川氏は語ります。

結びに

ハナロロの今後の展望は、サステナブルな商品作りと高品質な製品で顧客に笑顔を届けることです。受賞を機に、さらに国際的なマーケットでの展開を進めていくことでしょう。タキコウ縫製の取り組みや製品は今後も注目を集めること間違いなしです。そして愛知の誇るビーズクッションメーカーとして、地域の文化や技術を世界に発信し続けることでしょう。